アルベール・ビショー Albert Bichot/ドメーヌものネゴシアンもの問わず、葡萄・人・自然環境を尊重したワイン造り

1831年に創立したアルベール・ビショーは、現在6代目当主アルベリック・ビショーが取り仕切っている。合計で300ha分の葡萄を扱っており、そのうちシャブリの「ドメーヌ・ロン・デパキ」やニュイ・サン・ジョルジュの「ドメーヌ・クロ・フランタン」など自社畑は110haに及ぶ。

 

<ドメーヌ&ネゴシアン>

2014年が初ヴィンテージとなるムーランナヴァンの「ドメーヌ・ロシュグレ」を含め、現在6つのドメーヌを所有している。それを1か所に集結させるのではなく、畑に近い5か所の醸造所でそれぞれのチームが造りを担当するのがアルベール・ビショー流だ。時間効率はもとより、各地域に密着し専念できるように配慮されており、より職人気質が出せるに違いない。「ドメーヌ・クロ・フランタン」の地下セラーで行われていた2015年ヴィンテージのバレルテイスティングでも、各チームごとに机を構えていた。

クリストフ・ショヴェル

クリストフ・ショヴェル

そしてチーフ・ワインメーカーでありテクニカル・ディレクターのアラン・セルヴォーが、ドメーヌワイン、ネゴシアンワインのすべてを統括する、という構成になっている。

一方畑の管理は、コート・ド・ボーヌ、コート・ド・ニュイ、コート・シャロネーズのすべてを、1999年末からエステイト・マネージャーを務めるクリストフ・ショヴェルが看ている。「収穫までの準備をすべて整えるのが私の仕事」と言うショヴェルに、ドメーヌものとネゴシアンものの違いを尋ねると、こう即答した。「唯一、ビショーのスタッフが畑で仕事をしていない、というだけだ」。

とはいえ、契約栽培家の畑にも必ず顔を出す。特に重要な時期は1年に2度ある。開花の後には、病気が発生していないかを確認すると共に収穫量の可能性を見る。収穫の前には栽培家と共に葡萄の味見をし、収穫時期を検討する。契約栽培家からはすべて葡萄で購入する。葡萄が納入された後は、ドメーヌの葡萄と同様に選果台で梗の状態も含め厳選してから醸造所へ運び込まれる。(Y. Nagoshi)

つづき <有機栽培への転換> <ドメーヌ・デュ・パヴィヨン> <新銘柄 セクレ・ド・ファミーユ> <近年のブルゴーニュの変化と進化> につきましては、ウォンウズ5月号をご覧下さい。ウォンズのご購入・ご購読につきましてはこちら。

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