AlsaceWine  3つのアルザス・グランクリュ「ツィンコフレ」「アイシュベルグ」「ツォツェンベルグ」

昨年、アルザス・グランクリュに焦点を当てた試飲を行いその潜在の大きさに驚いた。ブルゴーニュのグランクリュより認知度はまだ低いが、アルザスワインの販売を今後、世界市場で牽引する切り札となることは間違いない。

特に若い世代の栽培家がそれぞれのグランクリュのアイデンティティを追求し、アルザスワインのイメージを刷新している。今回は「グランクリュ・ツィンコフレ」、「グランクリュ・アイシュベルグ」、「グランクリュ・ツォツェンベルグ」3つのアルザス・グランクリュにフォーカスして取材した。2回(7,8月号、9月号)に分けてレポートする。

 

3 つのグランクリュの概要を把握するために、アルザスワイン委員会のティエリー・フリッチ氏に意見を聞いた。

 

アルザスワイン委員会のティエリー・フリッチ氏

アルザスワイン委員会のティエリー・フリッチ氏

「アルザスのグランクリュはどこも複数の品種を植える権利を持っていますが、土壌のタイプによって適応出来る品種は異なります。大きく分類するとアルザス・グランクリュには二つのタイプがあります。一つは” 果実のワイン” を生産するグランクリュ、もう一つは” 石のワイン” を生産するグランクリュです」。

「果実のワインが作られるのは主に花崗岩質土壌で、テロワールが品種の個性を際立たせます。例えばシュロスベルグやブラントがその例で、そこでは常に大変繊細でエレガントなリースリングが生み出されます。それとは対照的にテロワールがワインの酸やアルコール、厚み、グリセロールなどの内容に大きな影響を与え、テロワールの個性が品種の個性を上回るところがあります。これを石のワインを生み出すグランクリュと私は呼んでいます。特に石灰岩質の土地にはこの傾向が強く、ロザケールやフェシンベルグはテロワールが品種の個性を吹き飛ばしてしまいます。具体的に3 つのグランクリュを見ていきましょう」。

(T. Matsuura)

 

つづく/これ以降の内容

「ツィンコフレ」「アイシュベルグ」「ツォツェンベルグ」についての詳細

「ツィンコフレ」の訪問ワイナリー/BESTHHEIM Cave De Wwsthalten, Domaine Léon Boesch, Domaine MURE

につきましては、「ウォンズ」本誌「7、8月合併号」P.44〜49をご覧下さい。WANDS本誌の購読はこちらから

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