アサヒがアイリッシュウイスキー『ブッシュミルズ』取扱い開始

国産ウイスキーブームやバーボン復活、グレーン再評価という話題の陰に隠れがちだが、日本のウイスキー市場で、俄かに注目度を増しているのがアイリッシュウイスキーだ。その軽やかでスムースな飲み口は、若者や女性など、ウイスキーエントリー層にとっても気になる存在となっている。

世界市場におけるアイリッシュウイスキーの販売量は約800万ケース。米国や新興国でのウイスキーカクテル人気もあり、10年前と比べると約2倍近くまで成長している。このうち、トップブランド『ジェムソン』は500万ケースに近づく勢いで伸びを牽引。ウイスキーとピクルスの合わせ技と言われるショットカクテル“ピックルバック(Pickleback)”が、若者の集まるクラブやカジュアルバーなどで浸透している。日本市場でも昨年は前年比2割増の2万ケース近くまで成長した。

こうした中で、アサヒビールは10月1日からアイリッシュウイスキー『ブッシュミルズ』4アイテムの取扱いを開始した。

ブッシュミルズは1608年に創業し、現在稼働中の蒸溜所としては世界最古の歴史を持つ。主力『ブッシュミルズ』は、アイリッシュウイスキーの伝統的な製法である3回蒸留を守り、原料にはノンピート麦芽100%のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドすることでスムースな口当たりとフレッシュな果実のような味わいが特長。

『同ブラックブッシュ』はシェリー樽とバーボン樽で最長7年熟成させたモルト原酒を80%以上使用。熟した果実のような香りと重厚な味わい。

『同シングルモルト10年』は主にバーボン樽で10年以上熟成させ、蜂蜜やバニラのような甘い香りと複雑な味わい。

『同シングルモルト16年』はシェリー樽とバーボン樽で長期熟成させた後、さらに数カ月間ポートワイン樽で熟成させることで、ダークチョコレートやローストナッツのような甘い香りと複雑な味わいに仕上げた。

いずれも700ml、abv40%、参考小売(税抜)は2050円、4930円、6990円、1万2250円。

これまで日本国内ではキリンビールが販売。メキシコのホセ・クエルボ社がジ・オールド・ブッシュミルズ・ディスティラー社を英国ディアジオ社から買収したことで、テキーラ『クエルボ』の日本総代理店であるアサヒビールとのパートナーシップ強化の一環として、同ブランドを取り扱うことになった。

アサヒビールでは「世界5大ウイスキーの1つであるアイリッシュウイスキーをラインナップに加えることで、さらに幅広くウイスキーの楽しみ方を訴求していく」としている。

(A. Horiguchi)

画像は『ブッシュミルズ』4アイテム

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