- 2016-8-5
- Spirits
日本バーテンダー協会(NBA)関東統括本部主催の第9回「マリーブリザールカクテルコンペティション」が6月26日にローズホテル横浜で行われた。予選を勝ち抜いた72名の選手が出場し、優勝は細田侑由さん(銀座支部、BAR保志IRIS)、準優勝に十佐近宏一氏(県央支部、BAR十佐近)が選ばれた。
両氏にはマリーブリザールワイン&スピリッツ社アンリエット・ホルムグレーン・トールセンさんから、11月にフランスのボルドーで開催されるインターナショナルバーテンダーセミナーの出場権とオリジナルアタッシュケースなどが授与された。
細田さんのカクテル「Chat noir(シャ ノワール)」はエストニア産ウオッカ『ヴィルヴァルゲウォーターメロン』をベースに、『マリーブリザールピーチ』及び『同パルフェタムール』を使い、桜花エキスとフレッシュ・レモンジュースを加えてシェイクして仕上げた。
十佐近氏のカクテル「Magicienne(マジシェンヌ)」は『ヴィルヴァルゲチェリー』をベースに、『マリーブリザール パルフェタムール』『ブルー・キュラソー・シロップ』『フレッシュ・ライムジュース』などで仕上げた。
同コンペティションは隔年開催され、日本酒類販売が輸入販売するフランス産レンジリキュール『マリーブリザール』製品を総計20ml以上使用(総量は60mlまで)し、6分間でショートカクテル5杯を作製する。カクテルのネーミング、色彩、味覚、テクニカル、時間や分量の正確さなど35点満点で審査した。
同本部技術研究部長井口法之氏は「テクニカルにおいて全体的に技術の向上が顕著で味覚も素晴らしい作品が多かった。ただ、シェイキング技術が乏しく材料がしっかり混ざっておらずカクテルが十分に冷えていないものや、せっかくのリキュールの味わいがシロップに負けて、カクテルとしてのアルコール感に乏しい作品もいくつか見受けられた。選手一人ひとりがシェイキングの練習を重ね、自分が考案したカクテルを大切にして欲しい。今年10月にはIBAの世界カクテルコンクールが20年ぶりに東京で開催される。日本代表の坪倉健児選手も10数年前にこのコンクールでグランプリを獲得している。本日の出場選手の中から未来の日本代表、世界チャンピオンが出ることを期待している」と総評した。(A. Horiguchi)
画像:優勝した細田侑由さん(中央)
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