ベルギービールウィークエンド10周年 5会場45日間 4月24日より開始

2010年から始まったベルギービールウィークエンドは、今年で10周年を迎える。名古屋で4月24日から開催されるのを皮切りに、横浜、日比谷、大阪、六本木と5会場で合計45日間開かれる。実行委員長を務める小西酒造の小西新太郎 代表取締役社長、名誉実行委員長の駐日ベルギー王国 ギュンテル・スレーワーゲン大使が会見を開き、本年のポイントを以下のように説明した。

初年度は六本木で3日間で始めた。ベルギービールは多種多様でありながら、楽しめる場所が限られていた。しかし10年間続けてきている間にクラフトビール市場が大きく変化した。国内に新しいブルワリーも増え、大手もこの分野に参入してきている。アメリカほどは見込めないとしても、ビール全体におけるクラフトビールのシェアは今の3%から5%ほどまで増加するに違いないと期待している。世界のクラフトビールの元祖は、技術的にもアイデアとしてもベルギービールだと思っている。ベルギービールをクラフトビールと呼んでこなかったのは全てがクラフトビールだったからだ。今ではベルギービールも含めた特徴あるビールをクラフトビールと呼んでおり、まだこのシェアは増えていく。

今年は年間通して祭事も催事も多いため、ビール市場は盛り上がるだろう。会場が今年は都市に集中しているため、会期は昨年同様だが来場者数は増えるのではないだろうか。また、今年初登場となる目玉もある。例えば、ボトルしか出してこなかったデュヴェルの生樽が初公開となる。大使の故郷でブリュッセルの東に位置するアールストのビールも出る。

今年も引き続き、ベルギービールを通じてベルギーの文化全体に興味を持っていただく、という開催目的は変わらない。毎年デザインが変わるマイグラス、グラスリンサー、コイン制度などユニークなシステムも好評で、開放感ある会場づくりにも毎回こだわっている。5会場合計45日間で20万人の来客を見込んでいる。ビールは139種類にものぼり、その3分の2が生ビール。初心者用の3種類の飲み比べセットは、毎日100セット限定。食事も絶品で、国民食のフリッツ、カルボナード、ミートボール、ワッフル、ソーセージなども取り揃える。

加えて、今年はベルギーから10組のバンドが来場する。初来日のフーヴァーフォニック、エネルギッシュなバンドのグース、70年代後半から人気の伝統的ロックバンドのアルノ、といった豪華な顔ぶれだ。各会場で10名限定で、10周年記念オリジナルケーキをプレゼントするので、その場で仲間と楽しめる。SNSキャンペーン、ベルギー往復チケットが当たるキャンペーンも行われる。

 

ベルギービールウィークエンド名誉実行委員長ギュンテル・スレーワーゲン駐日ベルギー王国大使のコメント「今年は記念すべき10年目を迎える。来場者数の多さも、文化、観光、貿易などを通した素晴らしい日本とベルギーとのアカデミックな関係を表している。EPA発効により、経済交流の絆が深まること期待している。品質高く多種多様なベルギービールは我々の誇りであり、地方の素材を使用し、ファミリーによってレシピが異なり、文化を反映した商品である。この催しは、ビールだけではなく、会場の雰囲気、食事、音楽も含めてベルギー文化を楽しんでほしい」。

公式サイト:www.belgianbeerweekend.jp

 

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