アサヒビールがRTD「和がさね酎ハイ」ファミマ先行販売、和の上質感を訴求

アサヒビールは、同社のボトル缶チューハイ第3弾の「和がさね酎ハイ」2種を7月13日から全国のファミリーマートで先行販売する。7月1日にプレス向けの体験会をオンラインで行い、商品概要を説明した。

「和がさね酎ハイ」は原材料に国産100%の和柑橘果実を使用し、生姜や和山椒といった和素材を掛け合わせた。
 <国産ゆず生姜>は程よい甘みのなかにも国産ゆず特有の渋味や苦味が楽しめ、生姜の甘くスパイシーな香りがゆずの香りを引き立てる。
<国産田熊すだち和山椒>は“幻の柑橘”といわれる希少な田熊すだちを使用した酸味の効いたさっぱりとした爽やかな味わいと、和山椒の上品な香りが楽しめる。
容器はスパイスの香りが立ち上りやすい広口の、リキャップ可能なボトル缶を採用。パッケージデザインは黒をベースカラーに、漆器をイメージした赤いお盆に和素材を載せたイラストで高級感・上質感を出した。
各Abv.5%、400㎖缶、希望小売181円(税抜き)。

開発背景についてマーケティング本部新商品開発部の水谷由布氏は「家飲み機会が増え、お酒のグレードを多く、より良い“家飲み時間”に向けたこだわり商材に商機が見える。また国産素材で日本を応援したいという機運の高まりで“和”に注目するチャンス。巣ごもり消費拡大で“おうちスパイス”に注目が集まるとともに、クラフトジンやクラフトコーラなども人気なことから開発した。スパイスと果汁、和とチューハイの新奇性、国産和柑橘100%の希少性・品質感で、他にはない大人の味わいが楽しめる」と説明。
味わいについて同本部酒類開発研究所開発第二部の大室繭氏は「国産ゆずは程よい甘みのなかにもゆず特有の渋味苦味が味わえる大人仕立て。生姜の甘くスパイシーな香りがゆずの爽やかな香りを引き立てる」、同部の大塚みのり氏は「国産田熊すだちはまろやかな酸味が特徴。和山椒は漬け込み蒸溜したスピリッツとして使用していて、同じミカン科のため田熊すだちとの相性も抜群」と話した。

左から大室氏、水谷氏、大塚氏

ファミリーマートでの先行販売後、商品ポテンシャル及び効果的な販促の把握を行い、販売業態の拡大を検討していく。

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