チリワイン首位、フランスワイン2位/今年9月までのワイン輸入量

今年9月までのスティルワイン輸入量がまとまった。

「アルパカ」などスーパーで販売される低価格ワインの売れ行きが好調のチリワインは、年初からの輸入量首位を維持している。輸入量が前年を下回っているフランスワインは依然として2位のまま。このままのペースが残り3か月間続くと、フランスワインは有史(この種のデータをとりはじめて)以来、守り続けた輸入量首位の座から陥落することになる。

チリワインの躍進には二国間経済連携協定に基づく関税の低減が寄与している。TPP合意によって今後はオーストラリア、ニュージーランド、米国のワインにもチャンスが巡ってくるだろう。ヨーロッパのワインで輸入量トップ10の国は、フランス、イタリア、スペイン、ドイツの4か国だけだ。この事態を受けてボルドーワイン委員会のベルナール・ファルジュ会長は、「EU当局に関税障壁の解消を強く要求していく」と語った。EU諸国と同様、TPP合意の恩恵を受けない南アフリカ、アルゼンチンのワインも今後はいっそう厳しい競争環境に置かれることになる。

ただ輸入金額でみると、1位フランスワイン、2位イタリアワイン、3位チリワインの順で、イタリアワインやチリワインの輸入金額はフランスワインの半分にも満たない。(K. B.)

 

スティルワイン輸入量 2015年1月~9月累計                    単位:ケース(12本)
国 名 輸入量 前年比
 1 チリ 4,441,822 116.8
 2 フランス 4,053,859 96.8
 3 イタリア 3,175,152 105.2
 4 スペイン 2,026,901 100.1
 5 米国 1,261,310 97.2
 6 オーストラリア 673,838 109.0
 7 南アフリカ 262,882 94.2
 8 ドイツ 245,830 101.6
 9 アルゼンチン 221,316 66.7
10 ニュージーランド 104,272 114.1
輸入量総計 16,671,901 103.5

 

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