究極のバランスを追求したクラフトビール「スプリングバレーブルワリー 豊潤<496>」の究極の楽しみ方

クラフトビールの新ブランド 「SPRING VALLEY 豊潤<496>」は、3月23日(火)に缶商品を、先行して3月1日(月)から「Tap Marché(タップ・マルシェ)」、「スプリングバレーブルワリー」直営店で発売開始したばかり。

しかし4月12日に、「4月上旬に年間販売目標の約160万ケースの約2割にあたる30万ケースを早くも達成いたしました。好評につき、4月の製造数量を当初計画から3割増産となりました」、とのリリースが到着した。

そろそろ、来るか、来るか、と言われていたクラフトビールの時代が一気に到来しそうだ。

 

代官山まで行きたい理由1

缶でも十分美味しいのだけれど、お膝元の「スプリングバレーブルワリー東京」でタップから注いでもらった「豊潤<496>」は、どのぐらい美味しいのか、と気になる人は多いのではないだろうか? そこで、皆さんの代わりに(?)確認しに出かけることにした。しかも、オペレーションマネージャーの神田洋平さんの解説付きという贅沢をさせてもらった。

クラフトビールのメニューには、季節限定品や定番品などがズラリ。2015年のオープン当初からある「original 496」とともに、「豊潤<496>」が定番商品に加わっていた。メニューはわかりやすく、画像や味わいの指標などが記されているのだ、「泡」についても説明がある。なんと、「スゴ泡」と記してあった!? これは一体どういう意味なのか、という素朴な疑問を神田さんに投げかけてみた。

「独自の技術です。泡に窒素ガスを混入し、よりクリーミーな泡に仕上げています。通常の泡と比べると3倍ほど泡持ちが良いので、飲みきっていただくまでずっと泡が継続します」と、神田さん。

しかも、グラスの形状がちょっと変わっている。グラスメーカーのシュピゲラウと共同開発した特別なIPL(インディアン・ペール・ラガー)用のグラスなのだと言う。

「一口飲んでグラスが傾く度に、ビールがグラスの中で対流して泡が再度発生するので、最後の一口まで泡とともに美味しく飲んでいただけます」。

そういえば、泡を含めてもグラスの縁まで入っていないのだが、それは決してケチっているわけではない。ワインをワイングラスに注ぐ時のことを思い出してほしい。グラスの縁まで注いでしまうと、せっかく膨らみのあるグラスなのに香りが取れない。そう、グラス上部の空間で、IPL独特の豊かでフルーティーな香りが滞留し、満喫できる仕組みになっている。

本当に、香りが華やか。そして何といっても泡のクリーミーさがたまらない。きめ細かい泡を最後の一口まで保てるのも、それはそれは嬉しい「技」だ。

すでに、わざわざ代官山まで足を運んで「豊潤<496>」を飲む理由ができてしまった。けれど、もう少しオススメの理由がある。

代官山まで行きたい理由2

もうひとつは、オススメのペアリングを実体験できること。

ブリュワーとシェフとビアソムリエ、皆でグランドメニュー全部と「豊潤<496>」の組み合わせを試し、3種類のおつまみに決定したというのだから間違いない!

もちろん、家で缶の「豊潤<496>」を楽しむときのヒントにもなる。

「これまでも6つのビールと6つのおつまみを出すペアリングを提供してきましたが、今回はこのフラッグシップのブランドを出すにあたり、色々な角度のペアリングで異なる引き立て方ができないかと検討しました」。

その結果、

  1. ホップ由来のフレッシュさを引き立てるペアリング

「海老、黒キヌア、ハーブのタブレ」

ハーブの香りが爽やかさを広げるとともに、キヌアのプチプチ食感とビールの泡がマッチ。

  1. 麦の旨みや豊潤さを引き立てるペアリング

「燻製鴨ローストと黒いちじくのコンポート」

スモーク感、鴨の肉っぽさ、いちじくの果実の甘みが合わさることで、しっかりとした味わいや豊潤さを増幅させる。

  1. ついつい食べて飲んでしまう、やめられない止まらないペアリング

「プルドポークとホイップフロマージュのシュー」

シューとポークとチーズとピンクペッパーの組み合わせは、「豊潤<496>」が追求したことのひとつ「ドリンカビリティ」をまさに引き出す。

 

代官山まで行きたい理由3

実は今回は達成できなかった、もう一度行きたい理由がある。新商品の「豊潤<496>」と、「original 496」の比較をしてみたいのだ。そもそもオリジナル496が「究極のバランス」を追求した賜物だが、神田さん曰く「それでも、比べると個性がより強いと感じられると思います。今回は缶商品も出すため、クラフトビールへの第一歩となるブランドとなるよう、オリジナルとは異なるバランスで仕上げてあります」。

実際に、来店客のうち「original 496」をはじめ個性の強い銘柄を選ぶのは比較的男性の方が多く、「豊潤<496>」はより幅広い層に受け入れられていると言う。

クラフトビールならではの個性と、飲みやすさの究極のバランス。この絶妙な「バランス」感覚を、比較しながら体験してみたいと思った。(text: Y. Nagooshi, photo: Tadayuki Yanagi)

豊潤<496>

 

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スプリングバレーブルワリー東京

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