キアンティ・クラッシコUGAプロジェクト(地域名のラベル表示)始動

The territory on the label: the Chianti Classico UGA project gets under way

 キアンティ・クラッシコUGAプロジェクト(地域名のラベル表示)始動

キアンティ・クラッシコ・ワイン・コンソルツィオ総会からのニュースが届いた。

その内容は、ブラック・ルースター(ガロ・ネロ)の追加地理的ユニット(UGA)のリストが大変大きな賛同を得て承認され、グラン・セレツィオーネから適用するという内容だ。また、グラン・セレツィオーネは90%以上サンジョヴェーゼを使用し、補助品種も在来品種のみと変更された。

以下、キアンティ・クラッシコ プレスオフィスからのリリースを添付する。

+++++

2021年6月16日バルベリーノ・タヴァルネッレにて。

合言葉は、キアンティ・クラッシコの特徴を強化する道のりを継続すること。この道は近年、ブラック・ルースターのアペラシオンを高品質ワインの国際的なランキングで上位に押し上げ、世界中の食卓でその名声、威信、人気を高めてきた。

本日、キアンティ・クラッシコ・ワイン・コンソルツィオのメンバーは、これらの基準に沿った2つの重要な革新を含む、歴史的なアペラシオンの生産規則を修正するプロジェクトを、圧倒的多数の賛成票で承認した。

このプロジェクトは、数年にわたる理事会の集中的な努力によって実現したもので、ブラック・ルースターのアペラシオンを特徴づけ、ユニークなものにしている特性をますます広範囲に強化するという、会員自身の中から生じたニーズに応えたものだ。

 

The UGAs (Additional Geographical Units) of Chianti Classico.

キアンティ・クラッシコのUGA(追加地理的ユニット)について。

会員総会で承認された生産規則の変更に関する最初の提案は、ラベルに村の名前を表示するために、キアンティ・クラッシコの生産地をより小さな、そしてより均質な地域に細分化することを目的としたプロジェクトに関するものである。

実際に、イタリア国内およびEUの規則では、DOPワインにその生産地域内で特定の追加の地理的ユニットを表示することが認められている。改正案の目的のひとつは、ワインと地域の組み合わせのコミュニケーションを強化し、アイデンティティと地域性の観点から品質を向上させ、消費者がブドウの出所を知ることを可能にし、最終的に、供給元を差別化することで需要を喚起することである。ラベルに村名を導入することで、ブラック・ルースターのワインと原産地との関係についての知識をより深めたいと願う消費者が増えており、そのような消費者の興味に応えることができるだろう。

そのため、キアンティ・クラッシコの生産地の中でも、醸造学的な認知度、歴史的な信頼性、知名度、生産量などの基準に基づいて区別されたいくつかの地域が特定され、区分けされた。表示できる地域名は以下の通り。

カステッリーナ、カステルヌオーヴォ・ベラルデンガ、ガイオーレ、グレーヴェ、ラーモレ、モンテフィオラッレ、パンツァーノ、ラッダ、サン・カシャーノ、サン・ドナート・イン・ポッジォ(バルベリーノ・タヴァルネッレとポッジボンシの領域を含む)、ヴァグリアーリ。Castellina, Castelnuovo Berardenga, Gaiole, Greve, Lamole, Montefioralle, Panzano, Radda, San Casciano, San Donato in Poggio (including the territories of Barberino Tavarnelle and Poggibonsi), Vagliagli.

 

最初の段階では、この追加地理的ユニットUGAはグラン・セレツィオーネだけに採用される。そして、近い将来に他の2つのカテゴリーにも適応される可能性を秘めている。この戦略的に重要な選択は、UGAがテロワールの優位性を表現し、世界で最も偉大なワインとより拮抗するという意図を強化するもの。

コンソルツィオ会長のジョヴァンニ・マネッティは、「『テロワールが違いを生む』という言葉は、常に私たちが大切にしているモットーのひとつです」と語る。

「キアンティ・クラッシコは、3分の2が森林で覆われ、10分の1だけがブドウ畑という、実にユニークな地域です。そして、そのうちの50%以上が有機栽培を行なっています(ブドウ栽培面積の52.5%)。私が会長を務めてきた3年間に何度も伝えたように、ワインは写真のようにそのテロワールを反映しています。だからこそ環境や景観を守り、またラベルを通してもその様々な側面を消費者に伝えられるようにすることが非常に重要なのです」。

 

キアンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネのブドウ品種に関する変更について

総会で承認された2つめの変更は、キアンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネのワインのブレンドに関するものである。現在、3種類のキアンティ・クラッシコ(ヴィンテージ、リゼルヴァ、グラン・セレツィオーネ)は、同じブドウ品種をベースにしている。ヴィンテージ、リゼルヴァ、グラン・セレツィオーネ3種類とも、80~100%のサンジョヴェーゼと、最大20%の認定品種(在来品種または国際品種の黒ブドウ)を使用している。

しかし、新しい仕様では、「グラン・セレツィオーネ」はサンジョヴェーゼを最低でも90%使用と比率が高くなり、補助品種には国際品種は使用できなくなった。つまり、在来品種のみ10%まで使用可能となった。

このグラン・セレツィオーネというカテゴリーは、テロワールとの結びつきが根本にあり、自社畑のブドウだけで造ることが必須である。よって、ワインとテロワールの組み合わせを強化し、キアンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネのラベルにより強固なアイデンティティを与えるために、在来品種だけがサンジョヴェーゼを補完するものとして承認された。これらの品種は、より表現力があり、この産地とキアンティ・クラッシコのワイン造りの伝統を代表する品種であるからだ。

2013年に導入されたグラン・セレツィオーネは、現在、154のワイナリーで合計182銘柄が生産されており、キアンティ・クラッシコの全生産量の約6%を占めている。市場に導入されて以来、一般の方々からの関心は高く、業界紙からも高い評価を受けている。最近では、グラン・セレツィオーネが、世界的に有名な評論家から初めて100点満点の評価を受けたことも記憶に新しい。

関連記事

ピックアップ記事

2021-9-14

クロ・デ・ムーシュ100周年

ページ上部へ戻る