フランチャコルタ、2021年の販売本数2,000万本突破。

フランチャコルタ協会が、2021年の販売本数が2,000万本を超え記録的な売り上げであったと、以下のプレスリリースを発表した。

この実績は、前年比128.3%、2019年と比較しても115.5%と増加している。日本は輸出国の第3位になっており、輸出総額の11.9%を占める。ちなみに第1国はスイス、第2位はアメリカ合衆国。

 

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202224日、エルブスコ 

2000万本を超える記録的な売上で2021年を好調に締めくくったフランチャコルタにとって、新年は最高の形で幕を開けました。

最初の数ヶ月は厳しい規制やホスピタリティ業の閉鎖等、不安定な状況が続きましたが、20213月からは非常に好調な4ヶ月間が始まりました。完全なロックダウンとパンデミックの拡大で急落した2020年の同時期に比べ、2021年は4月から5月にかけて、ピーク時には200%にも達する大幅な成長率を記録しました。

またこれほど劇的な伸びではなかったものの、下期の売上も前年を大きく上回り、2021年は全体で28.3%の数量増で幕を閉じました。

この1年の異常事態を考えると、2020年比の伸び率だけでは市場動向の一部しか見えてこないのは明らかですが、販売に影響を与える外的要因がなかった2019年と比較した変化の分析でも、15.5%のプラスとなり、大幅な成長を示しています。

輸出は10.3%と安定しており、各国別ではスイスが全体の22.2%(2020年比+22.1%、2019年比+28.5%)を占め最も高く、これに続くのが輸出総額の12.4%(2020年比+71.7%、2019年比+8.4%)を占める米国、そして日本(輸出総額の11.9%)、ドイツ(輸出総額の8.3%)、ベルギー(輸出総額の5.4%)でした。

フランチャコルタ協会会長のシルヴァーノ・ブレシャニーニ氏。

フランチャコルタ協会会長のシルヴァーノ・ブレシャニーニは「家庭外消費が大幅に減少し、その影響を抑えようとした2020年を経て、2021年は、一部の市場ではまだ規制があり必ずしも安心できるニュースではなかったものの、特に春以降は非常に良い結果を出すことができました」とコメント。「ネガティブな影響に対抗し、ポジティブな時期を十分に生かすことができたことで、私たちフランチャコルタの名にふさわしい品質と地位は、将来にわたっても揺るぎないものであると確信しています。」

この1年間、イタリア国内および海外の主要ターゲット市場での保護・宣伝活動は、その時々の状況に応じて中断することなく続けられ、2022年には対面での定期的な活動を再開できることが大きな望みとなっています。ミシュランとのような重要なパートナーシップの強化とともに、非常に多くのプロジェクトやイノベーションが進行中です。昨年フランチャコルタは、この権威あるガイドの「デスティネーション・パートナー」に選ばれ、今後3年間、この地域のイタリア料理のスターや巨匠を紹介することになりました。またこのコラボレーションの一環としてプロのシェフやソムリエを育成し、イタリアならではの食材やワインの真の大使となるようなプロジェクトが行われる予定です。

2022年についても、主な提携先が決定しています。イタリアファッション協会(Camera Nazionale della Moda)によるミラノ・ファッション・ウィークを始め、イタリアとブレシアの伝統と競争力を象徴するイベントであり、今年この地域を通過する有名なカーレース のミッレミリア(1000Miglia)、ヴェルシリア・グルメ(Versilia Gourmet)など、この数年でフランチャコルタは、権威ある組織の公式スパークリングワインに任命されるようになりました。

また、多くの人が望む対面式イベントの再開に伴い、フランチャコルタ・トラベリング・フェスティバル(Festival Itineranti Franciacorta)も再開、今年はパレルモ、ミラノ、ローマの各都市を訪問する予定です。また9月には待望の、ワイナリーで行うフランチャコルタ・フェスティバル(Festival in Cantina)を開催、これは長年にわたりイタリア国内外から多くの観光客が訪れているイベントですが、ワイナリーが多くの観光客やワイン愛好家に対応できるよう、またフランチャコルタの体験を安全に楽しめるよう、今年も二度の週末(91011日、1718日)にわたって開催される予定です。 

そして、10月にはワインの世界に特化した教育的で楽しいイベントの豊富なプログラムを提供するミラノ・ワイン・ウィークでフランチャコルタのマスタークラスが今年も開催されることになっています。

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