サントリースピリッツからクラフト缶チューハイ「CRAFT-196℃」発売

サントリースピリッツはRTD新商品「CRAFT-196℃(クラフトイチキューロク)」3種を3月29日から全国発売した。同社2022年RTD戦略で「主力ブランドによる市場活性化」「サントリーのものづくりを活かした新需要の挑戦」を主眼に置くなかで、新価値チューハイと位置づけ需要創造を強力に推進する。
 クラフト-196℃は独自の“-196℃製法”による果実の浸漬酒に加え、独自の原料酒、つくり手の独創的なアイディアで、“果実以上に果実”なひきたつ美味しさを実現した。

執行役員商品開発研究部長の村上悦郎氏は「100年を超える当社スピリキ開発の技術と知見を結集した、大阪工場に併設したスピリッツ・リキュール工房で、世界でも有数の最新鋭の設備と製造環境を備え、30種類以上の原料酒と50種類以上のスピリッツ・リキュール製品を生産可能。素材からこだわった多彩な原料酒づくりを行っている」と説明する。
新商品では、<ひきたつレモン>はレモン浸漬酒でレモン果実の複雑な味わい、レモンピール蒸留酒でジューシーな香りと果実感、レモンの香気成分に含まれる花の香りでレモンの華やかな香りの広がりを実現。Abvは7%。
<ひきたつみかん>は、みかん浸漬酒によるみかんの贅沢な味わい、オレンジピール蒸留酒の厚みのある複雑な味わい、ハーブの香りによる甘さを引き立てる華やかな香りが楽しめる。Abv7%。
<ひきたつりんご>は、りんご浸漬酒にこれ専用に開発したホワイトブランデーを加えて豊潤な香りとすっきりした飲み口、複数のソフトフルーツの香りで際立ったりんごの果肉感を実現した。3つの味わいをバランスよく感じられるよう亜bvは6%としている。
各350㎖、希望小売149円(税別)。500㎖、203円。

 2022年のRTD事業戦略について執行役員RTD・LS事業部長の鈴木あき子氏は「2021年はRTD計で1億1,279万ケース(250㎖×24本、ハイボール缶含む・ノンアルRTD除く)で、1,000万ケース以上の主力ブランドによる市場けん引、新ブランド『のんある晩酌』や『グリーンハーフ』による需要創造によりRTD市場拡大に貢献した。消費者ニーズはRTDにおいても“味わい”“品質”を重視する傾向にあり、ものづくり起点での新需要にチャンスがある」と説明。クラフト-196℃を「これまでの当社の中味開発技術に加えて、“ものづくり”の強みを最大限活かしたシリーズ」と紹介した。販売目標は500万ケース。

事業計の販売計画は、「-196℃」計で前年比101%、「こだわり酒場レモンサワー(缶)」で106%、「ほろよい」108%、新商品「翠ジンソーダ缶」のプラスオンで109%の1億2,340万ケースに置く。「のんある晩酌」は150%でノンアルRTD計は534万ケース(122%)。

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