【訃報】布施孝之氏 キリンビール社長

布施 孝之氏(ふせ・たかゆき=キリンビール代表取締役社長)  9月1日午前8時32分、心室細動のため都内病院で死去、61歳。告別式は新型コロナ感染症の拡大防止を踏まえ、ご遺族の意向により近親者のみで執り行う。後日、「お別れの会」を執り行う予定。詳細はおって伝える。

82年に早稲田大学商学部を卒業後、キリンビール入社。大阪支社長、小岩井乳業社長、キリンビールマーケティング社長を経て、2015年からキリンビール社長。

「お客様のことを一番考える会社」を目指し、徹底して現場を回り、社員との対話を繰り返した。「本麒麟」というヒット商品を世に登場させ、また「キリン一番搾り生ビール」の再成長を果たした。また飲食店向けに、少容量でロスの少ないサーバーに力を入れるなど、常に世の中の困りごとの解決に心を配った。若手社員に向けて「布施塾」を開講し、未来のキリンビール幹部育成にも尽力した。

キリンホールディングス磯崎功典社長コメント
突然の悲報に接し、社員全員まだ現実として受け止められていない。キリンビールを強い組織に改革し、この先もキリンビールの商品やサービスで世の中に笑顔と幸せをもたらしたい、という強い思いで取り組んでいた矢先であり、今は喪失感に苛まれている。
誰よりもお客様のことを一番考えていた布施社長の思いを、残された我々全員でしっかり繋ぎ、少しでも布施社長に安心してもらえるよう全力で取り組んでいく。

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