【WANDS BUYER’S GUIDE】北米のシャルドネ

当初はカリフォルニアのシャルドネを俎上に上げようと考えていたが、範囲を広げて北米とした。その理由は座談会をお読みいただきたい。カリフォルニアのほか、ワシントン、オレゴン、ニューヨーク、それにカナダも加わり、結果的にとても興味深いテイスティングとなった。ただ気がかりなのは、とくにカリフォルニアのシャルドネに求める消費者の嗜好とトレンドとの乖離。コテコテのシャルドネが減りつつあるのを寂しく思う人は、意外に多いようだ。
構成: 柳忠之

柳忠之(以下、柳):当初はカリフォルニアのみにフォーカスする予定でしたが、それだとカナダやニューヨークを取り上げる機会が永遠に来ないことを懸念し、今回はオレゴンやワシントンも含めた北米のシャルドネをテーマにしました。

名越康子(以下、名):蓋を開けてみたら、その土地の特性だけでなく、シャルドネの醸造スキルや市場のデマンドもワインに影響を与えてる感じがしますね。先日現地取材したニューヨーク州は、やはり、シャルドネよりもリースリングに一日の長があるなと感じました。

井黒卓(以下、井):意図的に爽やかなスタイルに造り込んでいるワインは青っぽく、シャルドネの良さが出ていない。センスの良い造り手は、爽やかな酸を保ちながら、果実とボディがしっかりしています。また、コテコテのシャルドネも、そういう市場があるのは厳然とした事実なので否定するつもりは一切ありませんが、現在、僕ら提供する側が探し求めているスタイルとは違うので、今回は点数を低めに付けさせてもらいました。

山本香奈(以下、山):そうなんですよね。今のトレンドは酸が高く、エレガントなスタイルなので、その中で重いものがあるとどうしても評価は下がってしまう。しかし、コテコテを求められるお客様もいるので、分けて試飲しないとフェアではないかなと思いました(続きは誌面に掲載)

続きは、WANDS 3-4月号
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