冷涼地アンダーソン・ヴァレーでピノ・ノワールに特化するダックホーンの「ゴールデンアイ」

「アンダーソン・ヴァレーにワイナリーを構えるところは今でもとても少なく、27 ワイナリーがあるだけ。しかしおそらくこの数の倍のワイナリーがアンダーソン・ヴァレーの葡萄を使ってピノ・ノワールを造っている。有名なところでは、コパン、リトライ、ウィリアム・セリエム、コスタ・ブラウンなどもそうしたグループだ」と、マイケルは言う。

 

この日試飲に供された3 つの2012 年産シングルヴィンヤードワイン。

The Narrows Vineyard はもっとも北に位置し海にはおよそ8マイルと近い、標高300 mのヒルサイドに拓かれた畑。新樽率55%のフレンチオークで、16 か月樽熟成されたワインは香りが高く、ミネラリー。周囲は樹齢250 ~300 年にも達するセコイヤの森に囲まれているためか、マッシュルールや森の下草のニュアンスがある。色調は濃い目で肌理細やかでたっぷりとしたタンニンを含んでいる。

Gowan Creek Vineyard は谷の中央部の右岸に位置している。気候が比較的安定していて、ここで造られるワインは紫色の色調と、プラムやブラックベリー、アニスなどダークフルーツとラベンダーの香りが特徴。新樽比率55%で16 か月樽熟成されたワインは、骨格がしっかりとして、豊かな果実の風味と甘さがある。

WANDSメルマガ登録

1

2

3

関連記事

ページ上部へ戻る