オレゴン産シャルドネのポテンシャルを追究する「ベルグストロム・ワインズ」

「これまでオレゴンでシャルドネが注目されなかった理由の一つはクローンにあった」と、ジョッシュは言う。60 ~ 70 年代にかけてオレゴンのシャルドネはナパの畑の苗木が移植されていた。房なりは大きく、葡萄の成育はピノ・ノワールより一か月も遅い。冷涼地オレゴンでは酸は残るものの、完熟しにくい。しかし、1988 ~ 89 年にかけて、オレゴンでもピュリニー、シャサーニュ、ムルソーの畑から選んだディジョン・クローンの苗木が導入され、オレゴンの気候にあったシャルドネの栽培がおこなわれるようになった。

「それから20 年弱、今やっとオレゴン・シャルドネのルネッサンスの時を迎えようとしている。自社畑のシャルドネは99 年~ 2007 年にかけて植えられたもので、まだまだ樹齢は若い。しかし、オレゴンでも素晴らしいシャルドネが
造れることを確信している」。(M.Yoshino)

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