シャンパーニュ・サロン/シャンパーニュ・ドゥラモットがシャンパーニュ騎士団のプライベート叙任式を開催

シャンパーニュ騎士団は、シャンパーニュの魅力を伝えてゆく伝達者となるメンバーを叙任する式典を、現地のシャンパーニュ及び領事館のある海外で毎年開催している。今年9月12日には、その中でも稀有な機会となるプライベート叙任式典がシャンパーニュ・サロン/シャンパーニュ・ドゥラモットによって開かれた。

騎士団の団長も務めるサロン&ドゥラモットの社長であるディディエ・デュポン、日本支部の総領事のクリスチャン・ボラーにより、滞りなく叙任式がなされ、その後に見事な晩餐会も催された。そこで供された貴重なシャンパーニュを少し紹介する。

ちなみに、元サッカー選手の中田英寿さん、元議員秘書の森美樹さんらが今回オフィシエ・ドヌール叙任された。ワイン業界でも、福岡「ヴィニュロン」の福島浩一郎さんはじめ、ソムリエやシェフ、ジャーナリスト諸氏がオフィシエ・ドヌールやシュヴァリエを叙任された。

 

Delamotte Blanc de Blancs Millésimé 2007

ドゥラモットのブラン・ド・ブランのミレジメは、この2007年が現行のヴィンテージで、力強さと繊細さの調和が見事だった年。そしてシャルドネは、コート・デ・ブランの特級だけで、アヴィーズ、オジェ、メニル・シュール・オジェ、クラマンの4つの村の畑より。

今ようやく開き始めた状態で、白い花でブーケをつくったようなニュアンスの香りに、ほんのりとトーストやナッツも加わっていた。ふくよかさも感じられるピュアで清楚な味わいで、口の中で香りが一気に広がる。フレッシュな果実の熟度が十分に楽しめる。

 

Salon 2006

2006年のサロンは、今年リリースされ始めたばかりというのにすでに品薄状態なのだとか。人気の高さが伺える。

「2006年はロマンチックな年。まるでベートーヴェンの交響曲のように、すべての楽器をこのサロン1本で奏でているようだ。最高のバランスで、力強さとエレガンスが同時に存在している。ワインは、そのメゾンのスタッフによって造られるもので、ブドウ畑で栽培に携わる人々も、また同時にセラーで働く人々も欠かせない重要な存在だ。今まさに(9月12日)フランスでは収穫が始まっている。とても重要なモーメントだ」と、ディディエ・デュポン社長は、ちょうど1年で最も感覚を研ぎ澄まされた仕事をしている人々へ思いを馳せながらコメントした。

本当に生き生きとした柑橘類の果実の香りが広がり、ナッツやトーストの香りはまだわずかにしか感じられず、味わいには勢いがあった。力とエレガンス、そしてテンションが感じられる。果実の熟度が高いのでいくぶんサロンとしてはソフトな印象を受けるかもしれない。

ちなみに、もうすぐ2007年ヴィンテージがリリースされる予定。

 

Delamotte Blanc de Blancs Millésimé 1999

静かに長い時を経た貴重なドゥラモットのミレジメ。

「暑いヴィンテージだった。太陽の年と言えるだろう。複雑みが感じられる。シャルドネがゆっくりと熟成した時に出てくるハシバミの香りがする」。

このドラモットのミレジメは「コレクション」扱いで通常市販はしていない。今回のような特別なイベントのために取り置いておき、その日程に合わせてデゴルジュマンしている。セラーで15年以上熟成させたボトルで、1999年のマスキュランな力強さが感じられながらもゆったりとした落ち着きが醸し出されていた。アプリコットや黄桃、ナッツなどの香りが豊かで、酸はフレッシュながら、厚み、熱ささえ感じられる味わいだった。

 

Salon 1997

1997は、ディディエ・ドゥポンがドラモット&サロンの社長に就任した記念すべき年でもある。そのままセラーで眠りについていたボトルを、2017年にデゴルジュマンしたものでやはりこれも市販品ではない。

「偉大なワインは長く熟成できる、という証だ」という。「1997年は、1996年と1999年というふたつの偉大な年に挟まれた、少し影の薄いヴィンテージだ。しかし、20年経った今、そのどちらよりもこの1997年の方が素晴らしい状態を保っていると感じている。ゆっくり楽しんでほしい」。しばらくグラスの中に置いておき温度が上がってくると、ナッティーな香りがより広がりをみせ、味わいにも厚みが感じられた。しかし後味は若々しくフレッシュで驚いた。

 

このような機会は滅多にない。本当に、偉大なシャンパーニュはゆっくりと熟成する。そして熟成するとともに新たな姿を見せてくれる。とても息の長い素晴らしい作品だと改めて感激した。(Y. Nagoshi)

輸入元/一部画像提供:ラック・コーポレーション

ドゥラモットのブランドサイト(日本語)はこちら

 

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