ウルフ・ブラス マスター・ブレンド・クラシフィケーション 2017 日本で初めて開催

オーストラリアのウルフ・ブラスは、昨年11月に東京でチーフ・ワイン・メーカーのクリス・ ハッチャー主催による「マスター・ブレンド・クラシフィケーション 2017」を開催した。このイベントは、カベルネ・ソーヴィニヨンをベースにしたブレンドの世界最高峰のワインをブラインドテイスティングで評価するもので、2012年より毎年継続している。初年度のメルボルン、トロント、ロンドンに始まり、モントリオール、上海、成都など各地で展開、日本での開催は今回が初めてだ。

ジャッジは、ソムリエやメディア、その他ワイン業界に従事している専門家20人。同じ順に並べられた20種のワインを全員一斉に1時間以内でブラインドテイスティングする。ヴィンテージはいずれも2013年。ワインは2つのデカンタで一旦混ぜてから注ぎ分けられ、コンディションは均等化されている。国別内訳は、フランス10、イタリア3、アメリカ4、オーストラリア2、チリ1で、ランダムにナンバリング。採点方法は100点満点。20人のスコアの平均値を四捨五入してランク付けする。

 

ブラック・ラベルは2位を獲得

 集計の結果、カリフォルニアのリッジ・ヴィンヤードが93点で1位を獲得。ウルフ・ブラスのブラック・ラベルは、これに1点差で続く92点で、カリフォルニアのオーパス・ワン及びインシグニアと同点2位となった。特筆すべきは、5位に9アイテム、9位に6アイテムが並び、その差はわずか3ポイント。20位のラフィットのみが88 と水をあけられる形になった意外性を除けば、みな拮抗している。

2013年はボルドーの出来の良くない年ということもあり、ニューワールドが上位に多くランクインしたが、意図してこの年のみを選んだわけではない。多くの地域で不作と言われた2011年を除けば、これまで2008年から2013年まで全てのヴィンテージを対象にして同じイベントを実施している。ジャッジによる点数のバラ付きもニューワールドは少なく、安定性が見られた。

結果発表の場ではワイン名を明かした形での集計表をスクリーンに投影、ジャッジの名は匿名ではあるものの自分が付けた点数は分かるので、数字が操作されていない透明性のある評価であることが証明される。

 

結果一覧

1位 (93点)リッジ・モンテ・ベロ

2位 (92点) ウルフ・ブラス・ブラック・ラベル、オーパス・ワン、ジョセフ・フェルプス・インシグニア

5位 (91点) オルネッライア、シャトー・ムートン・ロートシルト、シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン、シャトー・ランシュ・バージュ、シャトー・コスデストゥルネル、カレン・ダイアナ・マデリン、シャトー・ベイシュヴェル、シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ、アルマヴィーヴァ

9位 (90点) サッシカイア、シャトー・マルゴー、シャトー・オー・ブリオン、ソライア、シャトー・モンローズ、ドミナス

20位 (88点) シャトー・ラフィット・ロートシルト

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トップ画像:審査対象となった20種のワイン

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