ジョッシュ・セラーズ/クリンカーブリック/96ポイント/レーヴェンスウッド

トップブランドが誇る産地名ジンファンデル

ジョッシュ・セラーズ Josh Cellars

昨年、『ワイン・エンスージアスト』 誌のアメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーを受賞したジョッシュ・セラーズ。 2007年創業当時はカベルネ・ソーヴィニヨン1アイテムから始まったポートフォリオはその後拡大し、2019年には10USD以上のカテゴリーで売上金額 No.1のトップブランドに成長した。 自社畑を持たない彼らが提供するジンファンデルは、この品種の聖地と呼ばれるローダイからのもの。ジンファンデル90%にメルローとプティ・シラーを5%ずつブレンドし、ボディと色の深みを与えた。ダークフルーツ、胡椒やクローブ、樽熟成によるヴァニラの香りが複雑に絡み合う。ジャムの凝縮した果実味に、カルダモン、ブラックリコリスなどのスパイス感とスモーキーな余韻。

ジョッシュ・セラーズ ジンファンデル ローダイ2020

 

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三国ワイン
☎ 03-5542-3939
https://www.mikuniwine.co.jp

 

 

ヒストリックな畑からの洗練された味わい

クリンカーブリック KLINKER BRICK

 100年以上にわたりローダイの地でブドウを栽培してきた5代続く家族経営。樹齢40~120年のジンファンデルの畑を所有。ボトルにプリントされたモチーフは、彼らの家やワイナリーに使われている、地域の歴史的建造物の多くを飾るレンガ。焼成温度が高く高密度なため、叩き合わせると独特の音が出る。これがクリンカーブリックの名の由来。レンガの美しい色合いや緻密さは、彼らが造るワ インに通ずる。

 樹齢93年の単一畑、マリサヴィンヤードのジンファンデルは、デルタ・ブリーズに冷やされ、ユーカリや赤い果実の要素を持つ。レッドチェリーや黒系ベリーの香り。充分な酸と適度なタンニンが、ワインをバランス良く仕上げている。

マリサヴィンヤードオールド ヴァインジンファンデル

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Selesta
☎ 03-3382-3660
https://www.selesta.co.jp/

 

ワインを採点するのは批評家じゃない

96ポイント 96 POINTS

 ブランド名の「96ポイント」は、満点評価でなくても誰もが美味しいと認めるに値するだろう点数を表す。有力誌での評点も結局は個人の見解。権威に囚われぬ自身の好みが評価だというアグレッシブなネーミング。醸造家アンドリュー・ネルソンは、ボニー・ドゥーンやラピス・ルナなど著名ブランドを傘下に収める注目の若手ベンチャー起業家の顔も持つ。

 ローダイの気候が生み出す、明るい酸味を持つ豊かなダークフレーバー。柔らかな土壌深くまでブドウ樹の根が深く入り、灌漑は最小限で済むため、豊かな味わいのブドウができる。ブルーベリー、ダークプラム、ブラックベリーのアロマ。 適度な樽香と甘味のあるタンニンが溶け合う。ダークチェリー、スミレ、ベーキングスパイスのジューシーな余韻へと続く。

96 ポイント カベルネソーヴィニヨン ローダイ2018。

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デプトプランニング
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http://www.cmacs.jp/31925/dept/

 

 

日本に舞い戻って来た馴染みの顔

レーヴェンスウッド RAVENSWOOD

 多くのジンファンデル好きが長年愛着を持って見てきたこのラベル。3年の時を経て、再び日本市場に帰って来た。「ヴィントナーズ・ブレンド ジンファンデル」と「カントリー・シリーズ ローダイ ジンファンデル」の2種が復活。その存在感とコスパの良さは、往年のファンのみでなく新たな顧客の注目も獲得しそうだ。

 レーヴェンスウッドの創設者にしてジンファンデルのゴッドファーザーと呼ばれるジョエル・ピーターソンは、秀逸な畑の古木にフォーカスすることで、ジンファンデルの魅力を世界に発信して来た。その流れを汲むのがこのワイン。ローダイのブドウを使用し、フレンチオーク18か月熟成。照りのあるルビー色、熟したブラックベリーやチョコレートのフレーヴァー。スムースな口当たりと心地良い酸味。

カントリー・シリーズ ローダイ ジンファンデル2019。

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都光
☎ 03-3833-3541
https://www.toko-t.co.jp/

 

取材・文 近藤さをり

 

続きは、WANDS 7-8月号
【特集】カリフォルニア ローダイ/新トレンド 多様な世界のスピリッツ/アルゼンチンワインの”今”を探る
をご覧ください。
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