コノスル・オシオ 垂直テイスティング会

チリワイン・コノスルの醸造責任者マティアス・リオス氏が来日し、同社のアイコンワイン「オシオOcio」の垂直テイスティング会が、輸入販売元・スマイル主催で行われた。

コノスルCono Sur

自転車マークのワインで有名なコノスルは1993 年創業、コルチャグア・ヴァレーの南、チンバロンゴにワイナリーを構えている。現在はチリで3番目に大きな輸出規模を誇るワイナリーにまで成長し、年間500万ケースを85か国に輸出している。日本国内でも人気が高く、2017年の販売実績を見ると、チリワイン販売量第4 位であった。

コノスルCono Surは、チリ、アルゼンチン、ウルグアイなどを含む南米大陸の南方の円錐部分を指すスペイン語で、地理的な意味合いを持つ。今年、コノスルを20 年以上牽引してきたアドルフォ・ウルタード氏が退任し、現在はポール・コーナーCEOと醸造責任者マティアス・リオスの両氏による新体制となった。

 

オシオOcio

オシオはコノスルのアイコンワインで、チリ初のウルトラ・プレミアム・ピノ・ノワールである。ピノ・ノワール100%。今回の試飲したものは全て、カサブランカ・ヴァレーのエル・トリアングロ畑産85%とサンアントニオ・ヴァレーのサン・フアン・デ・ウィンカ畑産15%を使用して
おり、これはバランスのとれた割合であるとマティアスは話す。

Ocio とは、スペイン語で「レジャー、余暇」を意味し、ストレスから解消され、リラックスしてほしいとの願いが込められている。なお、コノスルには現在2 つのアイコンワインがあり、もう一方はマイポ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョン100%で造るシレンシオSilencio である。

(中略)


シオ垂直試飲

2009年 複雑なアロマで、キノコ、なめし皮のような熟成香が現われている。「酸はまだ生き生きとしていて、チリのピノ・ノワールの熟成の可能性を示している」(マティアス)。

2011年 イチゴ、ラズベリー、バニラのアロマ。しっかりと果実味と凝縮感があり、繊細なタンニンでエレガント。7年が経過しちょうど若々しさと熟成が入り交じってきた頃だが、まだまだ赤い果実のキャラクターがしっかりしており、きれいな酸と果実のみずみずしさがある。とても良い出来。

2013年 フレッシュなイチゴやチェリーのアロマ。豊富な酸があり、やや軽めのボディ。少し控えめな印象で「寿司などの和食に合うのではないか」とマティアスは提案する。

2015年 チェリーやダークチェリー、ワイルドベリーなどの果実とカシスやダークチョコレートなどが絡み合う複雑な香り。凝縮感があり、フレッシュでジューシー。若々しさがみなぎっている。非常にバランスが良く、今飲んでもとても美味しいが、熟成してどう変化していくかも楽しみなヴィンテージ。 (M.Inaoka)

つづきはWANDS 2018年12月号をご覧ください。
12月号は「オーストラリアワイン/南アフリカワイン」特集です。
ウォンズのご購読・ご購入はこちらから
紙版とあわせてデジタル版もどうぞご利用ください!

関連記事

ページ上部へ戻る