スプリングバレーブルワリー東京 IPA#10 数量限定販売

クラフトビールと言えばIPA! けれどホップを大量に使うため、ホップ由来の香りと苦味が強いのが特徴で、好みははっきりと分かれるようだ。9月末からスプリングバレーブルワリー東京(SVB東京)で限定発売されている「IPA #10」は、“極上の香りと苦味の追求”から生まれたと言う。その詳細を、ヘッドブリュワーの古川淳一さんに聞いた。

 

SVB東京ヘッドブリュワーの古川淳一さん。

IPAには普通のビールよりホップを多く使用する。だから、その分ホップ由来の華やかな香りも苦味も強く表れる。クラフトビールファンを唸らせるIPAがある一方で、強度や品質によって飲みにくいと思われてしまうこともあるカテゴリーのようだ。ビールの美味しさ、クラフトビールの良さをひとりでも多くの人に伝えたいと考えているSVBでは、IPAの特徴を最大限に出しながら、飲みやすさも追求してきた。その10番目の作品が今回の「IPA #10」。

1番から7番までは、日本産ホップを生かしたIPAを追求した。その結果、SVB東京で定番品の「代官山IPA」が誕生した。「MURAKAMI SEVENが豊かに香る」と記されている。そして、8番以降では日本産ホップのしばりを外し、「極上の香りと苦味」をシンプルに追求し始めた。だからさまざまなホップを使用して最上のものを目指している。

「IPAを飲んだことのない人がその美味しさに目覚め」、「IPAを飲みなれた人も納得する味わい」を理想としている。つまり、「本来相いれない2つの要素を持ち合わせた、まだ市場にはない姿」を創り出したいのだ。

「とくに、まだIPAを飲んだことのない人にその美味しさに目覚めてもらうのが重要」だと古川さんは考えている。

9番目が出たのは2019年だったと言う。3年ぶりに披露された10番目は、詳細は秘密だけれどカスケードなどの複数の品種を使用することで、柑橘様の華やかな香りを実現。

実際に味見すると、確かに香りが華やかで味わいのストラクチャーがしっかりして余韻にも苦味を感じる。全体にインパクトの強い香味で、充溢した飲みごたえ。食事との相性を考えるとさらに楽しそうだ。食欲の秋にぜひお勧めしたい! (Y. Nagoshi)

スプリングバレーブルワリー東京

 

採れたての日本産ホップを使ったクラフトビールを楽しむ「フレッシュホップフェスト2022」SVB東京にて、10月29日(土)&30日(日)開催!

 

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