ブルゴーニュワインファン必見、『ソウル・オブ・ワイン』11月4日(金)よりロードショー

11/4(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー

ベルナール・ノブレ:ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ=コンティ 元醸造責任者

クリストフ・ルーミエ:ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ

ドミニク・ラフォン:ドメーヌ・デ・コント・ラフォン

オリヴィエ・プシェ:世界最優秀ソムリエ

フレデリック・ラファルジュ:ドメーヌ・ミッシェル・ラファルジュ

カトリーヌ・フュルストス:ソムリエール

オリヴィエ・バーンスタイン:メゾン・オリヴィエ・バーンスタイン

ステファン・シャサン:シャサン樽職人

故ジャック・ピュイゼ:化学博士、醸造学者

オベール・ド・ヴィレーヌ:ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ=コンティ

石塚秀哉:プティ・ヴェルド オーナーソムリエ(パリ)

手島竜司:レストラン・パージュ オーナーシェフ(パリ)

登場人物の名前を記してみただけなのだが、もうこれだけで観に行きたくなった人が多いのではないだろうか。「ソウル・オブ・ワイン」という名前のドキュメンタリー映画は、ワイン好きにはたまらない。とくにブルゴーニュワインファンは必見だ。

実は、偶然にも上映開始の直前にオベール・ド・ヴィレーヌ氏が来日し、俳優の辰巳琢郎氏と「ソウル・オブ・ワイン」についてのトークショーが開催された。

ド・ヴィレーヌ氏は、「表現するのが難しいものを表現するのにチャレンジしたドキュメンタリー映画だと思います。沈黙やゆっくりとした時間のリズム、これらは私たちの生活を良く表しています。数字にできないもの、分析できないものをいかに表現するのかにチャレンジした作品で、それに成功したと思います」と語った。「時間は、この映画の主役でもあります。ワインにとって、とくに偉大なワインにとって流れる時間はとても重要です。ジャック・ピュイゼ教授も語っているように『時間をかけること』『時間がかかること』が、ワインには必要だからです」。

辰巳氏が「改めてブルゴーニュのワインの奥深さや歴史を感じるとともに、造り手の皆さんはまるで詩人のようですね」との感想とともに、昨今の日本のワイン市場でもトレンドのひとつである「自然派」あるいは「ナチュラルワイン」についての意見をド・ヴィレーヌ氏に求めた。

すると、ド・ヴィレーヌ氏はこのように返事をした。

「偉大なワインになるには、できるだけナチュラルでなければなりません。自然を尊重する精神がとても重要です。偉大なワインは自然と人とのマリアージュによって生まれ、調和しているのです。自然を尊重しつつ管理する必要があり、バランスが取れた時に偉大なワインになります。バランスが取れていなければなりません。例えば亜硫酸を添加しないとか、そういうことは私は認められません。可能な限り自然を尊重し、多くの生産者が有機栽培やバイオダイナミクスを行うなどしていますが、自然だけでなく人もワイン造りに関わっているのです」。

日本勢の石塚氏、手島氏の登場にも乞うご期待! (ド・ヴィレーヌ夫人によると、このふたりの掛け合いは多くのフランス人がとても気に入った場面のようだ)(Y. Nagoshi)

予告編

「神に愛された土地」で世界最高峰のワイン造りに魂を注ぐ人々に迫る至高のドキュメンタリー「ソウル・オブ・ワイン」

【STORY】ロマネ=コンティをはじめとする世界最高峰のワインを生み出すワイン愛好家の聖地、フランス、ブルゴーニュ地方。1年を通じて、農薬や除草剤を使わず、自然のままの有機農法やビオディナミ農法でワイン造りに取り組み、名だたる畑を守り受け継いできた生産者たちの、普段は見ることのできない貴重な舞台裏に密着。生産者から樽職人、ソムリエまでワイン界を代表する一流のスペシャリストたちが、その香り高く味わい深い世界の導き手となり、最後はワイン好きをもハッと震わせる境地にまでたどり着く。ワインの「真髄」に触れ、ワインをますます愛さずにはいられない至高のドキュメンタリー。

監督・脚本:マリー・アンジュ・ゴルバネフスキー

2019年/フランス/フランス語/102分/カラー/1.85:1/5.1ch

原題:L’âme du vin 字幕:齋藤敦子 字幕監修:情野博之

協賛:株式会社ファインズ 後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、一般社団法人日本ソムリエ協会

配給:ミモザフィルムズ

©2019 – SCHUCH Productions – Joparige Films – 127 Wall

【公式サイト】

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