キリンシティ クラフトビール新業態「クラフトマルシェ」出店 注文から会計までスマホで完結の新システム導入

キリンシティ江田社長(中央)とキリンホールディングスデジタルマーケティング部合原康成主幹(左)、Okage株式会社内田善久社長(右)

 

キリングループの外食運営会社キリンシティは12月11日、注文から会計まで自身のスマホでできる「セルフオーダー&ペイ」を導入したクラフトビールレストラン「クラフトマルシェ by Kirin City」1号店をJR恵比寿駅東口にオープンする。

「セルフオーダー&ペイ」は客の負担になる“注文にかかる時間”や“レジに並ぶ時間”を短縮したり、慢性的な人手不足という飲食店の課題解決につながる新たなデジタル施策。来店客は着席後に配布されるQRコードを読み取り、LINEアプリで公式アカウントと友だちになるだけで、注文及び会計ができる。また来店中にLINEアプリを介して即時抽選式のキャンペーンを実施するなど、デジタルを活用した新しい飲食体験を提供する。また退店後にも来店時データをもとにしたコミュニケーションメッセージを送るなどして長期的な関係構築を図る。

1号店では同サービスの導入に加え、営業時間の最適化やメニュー設計など効率的な業態設計に取り組むことで、キリンシティの既存店舗と比較して、従業員の労働時間を約50%削減。売上高利益率では既存店の倍を見込んでおり、進捗次第で2号店以降の展開にも取り組んでいく方針。

12月9日には都内で発表会を行い、キリンシティ江田雄太社長は「創業以来36年間“とりあえずビール”ではなく“今日はどのビール?”を提案し続けてきたキリンシティが展開する、『ビールの楽しさ』を体感する新たな空間を創出する。コアターゲット層は50~60代に遷移する一方、20代にはクラフトビールが普通のビールになってきている。若い世代に向けたクラフトビールレストランで“ビールって美味しい、楽しい”と思っていただきたい。そして将来のキリンシティへと繋げていく」と説明した。

「クラフトマルシェ恵比寿店by Kirin City」は所在地・東京都渋谷区恵比寿1-15-4メゾン115 B1F。席数38席。営業時間17時~23時(LO22時半)、定休日なし(年末年始等の休業あり)。タップマルシェ4台を設置し、定番11種+ゲスト5種のクラフトビールを、味・香りであわせたドイツ産の拘りグラス「シュピゲラウ」で提供(120ml400円、250ml600円、500ml1,200円)。

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