特集イタリアワイン 2022年の総括と2023年の展望

今年は春先から業務用需要が回復し始め、それとともにイタリアワインの輸入販売も活発になってきた。スティルワインはまだ2019年レベルまでは戻っていないようだが、スパークリングワインについては2019年を上回る結果が出ている。生産者の来日も相次ぎ、とくに秋以降は多数の試飲セミナーなどが開催された。各所への取材をもとに昨年の総括と今年の展望をまとめる。また、宮嶋勲氏にシャンパーニュに匹敵するイタリアのスパークリングワインについて解説を依頼した。各種セミナーなどもレポートする。

特集 イタリアワイン 日本市場の動き

輸入量、前年比を上回り2019年実績に迫る
スパークリングワインは過去最高
実際の販売はいかに

輸入量回復基調
2022年1〜10月のイタリアワイン(スティルワイン)の輸入量は、約333万ケースで前年同期比121.6%。スパークリングワインは約83万ケースで前年同期比116.8%。合わせて約416万ケースとなり、前年同期比120.7%と伸長している。この数字は、コロナ禍前の2019年と比べると98.6%である。2019年は2月1日に日EU・EPAが発効され、EU産ワイン、とくにスパークリングワインの輸入が急増した年だった。これを考慮に入れると、イタリアワイン市場が順調に回復していていると判断したいところだ。

続きは、WANDS 1&2月号
【特集】WANDS BUYER’S GUIDEを振り返る 特別企画バローロ
【特集】イタリアワイン
【特集】新たな時代を拓く活況のウイスキー市場
をご覧ください。
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