【特集】新たな時代を拓く 活況のウイスキー市場

ウイスキーは順調な市場推移を続けている。今年は国産ウイスキー製造100周年の大きな節目にあたり、年初からさまざまな話題喚起で一層の盛り上がりが期待できそうだ。ジャパニーズのみならず、ウイスキーの5大産地やその他の新興地域など、旺盛な購買意欲を背景に活況を続けるウイスキー市場を展望する。

取材・文 北山雅哉 / 扉撮影協力 Malt Bar Epinards

概況盛り上がりを続けるウイスキー
業務用回復で活況取り戻す次の100年を視野に課題解決へ

ウイスキー市場は業務用不振による2年の減少を乗り越え、活況が戻ってきた。今年は日本でウイスキーが製造されて100周年の記念の年。栄光と挫折、そして復権の過去を振り返りつつ、未来へと視線を向ける節目の年となりそうだ。

国産ウイスキーの歴史は、1923年に「サントリー山崎蒸溜所」の建設が始まったところに端を発する。蒸留所の開設から6年後の1929年には記念すべき国産ウイスキー第1号「白札」が登場。“舶来盲信の時代は去れり”というセンセーショナルなキャッチコピーが、新しい時代の到来と意気込みを感じさせる。その8年後の1937年に「角瓶」が登場し、日本のウイスキー市場に輝く傑作が花開くことになる。1936年にはニッカウヰスキー、1949年に本坊酒造「マルスウイスキー」などが後に続き、一大市場を形成。1980年には「オールド」が1,240万ケースという世界でも例のない空前の大ヒットを記録した。そうした絶頂も1983年にピークを迎え、その後は長く停滞を続けてきた。(続きは本誌に掲載)。

 

続きは、WANDS 1&2月号
【特集】WANDS BUYER’S GUIDEを振り返る 特別企画バローロ
【特集】イタリアワイン
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