【WANDS BUYER’S GUIDE】オーストラリアのピノ・ノワール

WANDS BUYER’S GUIDEでオーストラリアのシャルドネを取り上げたのは2年前。スタイルの変化、トレンドへの敏感さをテイスター一同実感した。では、ピノ・ノワールはどうだろう。エデュケーターで日本ソムリエ協会教本のオーストラリア編を担当する高橋佳子さんをゲストに迎えて試飲した。

構成:柳 忠之

柳忠之(以下、柳):ではブラインドを開ける前に、試飲は州ごとGIごとに分けて行いましたが、このあたりからヤラ・ヴァレーかなとか、タスマニアが来たなとか、想像つきました?

高橋佳子(以下、高):6番目あたりまでは酸が控えめで果実味主体。ワインによっては甘い樽のニュアンスが感じられたので、ニュー・サウス・ウェールズと思いました。7あたりから新鮮な果実や梅シソの風味も感じられて、涼しいエリアに来たなと思い、16、17あたりからぐっとレベルが上がった感じがして、ヤラ・ヴァレーのように昔からピノ・ノワールを造っている代表的産地と思いました。34あたりから、果実感とセイヴァリーさのバランスや、標高の高さが感じられてアデレード・ヒルズかなと(続きは本誌に掲載)。

 

続きは、WANDS 3&4月号
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