ウイスキー文化研究所、「ウイスキーコニサークラブ」発足記念でイベント

ウイスキー文化研究所は、認定資格取得者で構成する新たな会員組織「ウイスキーコニサークラブ(WCC)」の発足記念イベントを10月15日に東京・渋谷区のEBiS303イベントホールで行い、300名が来場した。

コニサーは「鑑定家」の意味で、ウイスキー文化研究所が主宰する、ウイスキーに関する知識や鑑定能力を審査する世界で唯一の資格認定制度。第一段階の「ウイスキーエキスパート」から「ウイスキープロフェッショナル」、「マスター・オブ・ウイスキー」と段階を踏む。最高位のマスター・オブ・ウイスキーは僅か13名(2023年時点)という難易度の高さ。ウイスキーコニサー自体は、2004年の開始から2023年の第20回試験までの間に3,138名が誕生している。
20周年を機に、新しい会員組織としてWCCを7月に発足させ、さらなるウイスキー文化の普及を目指すことになった。
冒頭あいさつで土屋守代表は「2001年にウイスキー文化研究所を発足させた時からの目標の一つに認定制度の立ち上げがあった。世界初の試みのため時間がかかったが2004年に第1回試験を実施できた。90名が受験して50名が合格し、皆さんがウイスキーに関する色々な方面で活躍している。今年の第20回まででは延べ約7000名が挑み、3,138名が合格。合格率は50.2%になっている」と説明。また市場の動きについて「第1回試験のころはスコッチウイスキーも稼働蒸留所は100か所を切り、新規稼働はごく僅かだったが、2013年にスコットランドで法改正されたあたりからクラフトムーブメントがウイスキー業界にも広がり、この数年で40~50%の増加率になってきた。日本市場も一時はピークの1/6ほどまで減少したが、再び急成長している」と話した。
この後、土屋氏の基調講演「世界のウイスキー事情と最新情報」、「日本の~」と続いたのち、300種を超えるウイスキー・スピリッツの大試飲会、秘蔵ボトル抽選会などで会場は大いに盛り上がった。

ウイスキーコニサーHP:https://whiskyconnoisseur.jp/

 

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