ヴィノスやまざきが6年ぶりに「蔵の祭典」を開催、消費者と生産者をつなぐ

 静岡発の直輸入型ワイン専門店「ヴィノスやまざき」は今年、創業111周年、ワインの直輸入を始めて30周年を迎えた。それを記念して、3月下旬、消費者と生産者をつなぐ大型イベント「蔵の祭典 2024」が全国各地で開かれた。

「蔵の祭典」は、「ワインの造り手や日本酒の蔵元と消費者を直接つなぎたい」という同社の種本祐子取締役社長らの思いで、2000年にスタートした。今年はコロナ禍を経て6年ぶりの開催で、開催地は静岡、東京、名古屋、京都、神戸、札幌の6都市となった。

「蔵の祭典 2024」で特別に披露された「トロフィーワイン カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2022」。

 3月27日の東京会場(渋谷セルリアンタワー東急ホテル)には、ヴィノスやまざきの顧客、大使館や酒類業界の関係者らを含め、総勢650名のゲストが参加した。ミュージカルテイストの華やかなイベントで、ヴィノスやまざきが直輸入する欧州(フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ポルトガル)、アメリカ、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)、南米(チリ、アルゼンチン、ウルグアイ)、南アフリカのワイン生産者と、日本酒の蔵元が一堂に介し、100種以上のワインや日本酒がゲストに振る舞われた。世界各国から参加した生産者は、順番に舞台に上がってマイクを手に取り、産地や自社商品の魅力を熱く語って会場を沸かせた。

 終盤、生産者とヴィノスやまざきの一同が壇上にあがり、一体となって踊りを披露し、グランドフィナーレを迎えた。これまでの軌跡を振り返って、種本氏は「最初は困難もあったが、今では生産者同士も絆が深まった。今日までこの祭典を続けることができ、本当に感謝している」と謝辞を述べた。

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