- 2021-6-2
- NEWS, Wine, Wines, フランス France
ローヌ渓谷の帝王ギガルは、ロゼの歴史も長い。創業当時の1940年代からタヴェルを造っている。ギガルでは、コート・デュ・ローヌ・ロゼの存在感が増してきたことに合わせ、ブランドの品格を維持しながらさらなるイメージアップに繋がるラベル、そしてボトルのデザインのリニューアルを試みた。そして、2年の試行錯誤の結果ついに2020年ヴィンテージからこの洒落た装いとなった。
これまでのイエローゴールドの色調から、ポップなピンクゴールドに代わり、クラシックながらより現代的な印象に変わったことに気がつく。透明ボトルなので、淡い綺麗なピンク色も映える。しかし、それだけではなかった。ボトルに特殊な加工が施されている。実にエレガントで良い意味での色気が感じられる洋装、と言うのだろうか。
このボトルには、ちょっとしたサプライズが隠されている。ワインを飲み進むにつれて……。それは、開けて、空けてからのお楽しみとしておこう。
ちなみに2020年は、コート・デュ・ローヌでもとても順調なヴィンテージだった。収穫は早めで、収穫期に雨も一切降らず、夏は暑かったが2019年のような熱波もなかった。
グルナッシュ70%、サンソー20%、シラー10%のブレンドで、「ラズベリー、赤スグリなど小さな赤系果実やシトラスのアロマ」と記してある。熟度の高さを確認できる果実の香りが華やかで、ベリーだけでなく熟れた桃さえ感じられる。香りは口中でさらに広がり、味わいもボリューム感とフレッシュさが合間って大変心地よい。なんとアルコール度数は14.5%もあるようだ。ワイン単体でも十分美味しく飲めてしまうが、美味しい魚や白身肉の料理などあるとさらに華やぎそうだ。
この爽やかな新装ロゼ2020は、夏の暑さを凌ぐのに一役買ってくれそうだ。(Y. Nagoshi)
輸入元:ラック・コーポレーション
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