2017年上半期ワイン輸入量まとまる 前年同期比4.1%減。ワイン需要回復道なかば

2017年上半期(1月~6月)のスティルワイン輸入量がまとまった。財務省貿易統計(速報値)をもとにWANDS誌が集計したワイン原産国別輸入量は下表の通り。

 

総輸入量は前年同期比4.1%減で、二年続けて減少した。バルクワイン輸入量(バルクで輸入して国内で瓶詰するワイン)は前年並(100.5%)だった。5月は悪かったが全体として市況は上向いてきていると言われているが、それがまだ輸入量に反映されていない。

 

原産国別にみると、チリ、オーストラリアのEPA組が増えているだけで、あとは軒並み減っている。減少傾向に歯止めのかからないフランスは、半期でチリと100万ケースの差がついた。オーストラリアが米国を抜いて5位に浮上した。アルゼンチンが半減している。ニュージランドがポルトガルを抜いてランクインした。ちなみにスパークリングワインは低価格品が好調で前年比3.6%増だった。(K. Bansho)

 

2017年上半期(1月~6月) スティルワイン輸入量単位:ケース(12本)
国 名 輸入量 前年比%
 1 チリ 3,233,815 105.4
 2 フランス 2,246,763   92.4
 3 イタリア 1,749,558   95.2
 4 スペイン 1,285,761   94.2
 5 オーストラリア    443,825 108.8
 6 米国    423,505   73.8
 7 南アフリカ    152,085   97.1
 8 ドイツ    127,044   87.0
 9 アルゼンチン      98,760   51.5
10 ニュージランド      62,877   95.2
輸入量総計 9,971,738   95.9

参考 スパークリングワイン 1,651,223      103.6

 

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