“リアルエール”を情報発信 ビアパブ「ノンサッチ」開店

英国の伝統的なビール“リアルエール”とUKロックにこだわったビアパブ「NONSUCH(ノンサッチ)」が池袋西口にOASISグループ3号店としてオープンした。

1号店はアメリカンロックとバーボンを楽しめるバー「オアシス」、2号店はブリティッシュパブとライブハウスを融合させたビアバー「エールハウス」で、新店舗は14年ぶり。

店名は“比類なきもの”を意味し、英国のロックバンドXTCのアルバムタイトルから店長の鈴木規文氏が「比類なき一杯のビールとの出会いで、一人ひとりを笑顔にしたい」との想いを込めて採用した。

カウンターには4つの樽生ビールサーバーを設置。うち、2つは樽からのハンドポンプで「いわて蔵リアルレッドエール」「同IPAドライホッピング」を1杯850円(ハーフ650円)で提供。残りの2つは「フラーズESB」「週替わりゲストビール」が1杯800円(ハーフ650円)。当日のゲストビールは店長自らがレシピ開発を行った「いわて蔵シナモンブラウンエール」を提供した。

ハンドポンプとは汲み上げ式のガスを使わないでサービングするビール専用タップのこと。残りの2つはハンドポンプ型のケグサーバーで、通常は炭酸ガスを使うが、ここでは窒素ガスを使用し、7割はハンドポンプを併用することで、「ガス感はないに等しい。ほぼリアルエールのスタイルに近い飲み口になっている」という。

世嬉の一酒造社長佐藤航氏

世嬉の一酒造社長佐藤航氏

『いわて蔵ビール』醸造元世嬉の一酒造社長佐藤航氏は、「リアルエール運動はちょうど私が生まれた1971年にマスコミの方4名が起こしたエールビールを守ろうという社会運動で、現在ではカムラ(CAMRA)という組織になって世界に7万人位の会員がいる。つくり手から見ると、ナチュラルカーボネーションでなければいけないリアルエールは非常に繊細なビールであるというのが最大の特長。口当たりが優しくゆっくりと何杯飲んでも飲み飽きしない」「このハンドポンプはシリンダーの部分が冷蔵庫になっており、非常に品質管理が行き届いていて、つくり手としても非常に嬉しい」と付け加えた。

所在地は東京都豊島区西池袋5-1-6矢島ビル2階。営業時間は月~土(日曜定休)が19:00~28:00。総席数25席。ノーチャージのキャッシュオン・デリバリースタイル。(A. Horiguchi)

画像:カウンターには4つの樽生ビールサーバーを設置。真ん中2つはハンドポンプ

WANDSメルマガ登録

関連記事

ページ上部へ戻る