ペリエ ジュエ グラン ブリュット 新デザイン ローンチ

ペリエ ジュエ グラン ブリュットが、今春披露されたブラゾン ロゼとブラン・ド・ブランに続き、1950年代のクラシックなボトルを想起させるエレガントなボトルに身を包みお目見えした。

クラシックで新しい姿

ペリエ ジュエの名刺代わりのキュヴェであるグラン ブリュットが、1955年ヴィンテージからのプレステージ・キュヴェであったブラゾン・ド・フランスのボトルをリバイバルさせた清楚な姿で登場した。ペリエ ジュエとアートとのコラボレーションが行われたこの秋に来日した7代目最高醸造責任者のエルヴェ・デシャンに、ブラゾン ロゼとブラン・ド・ブランのローンチが早かった理由について尋ねた。

どうやら、ボトル製作の技術的な問題だったようだ。この特別な形状を再現するのに随分と時間を要した。だから、最初に出来上がったロットが少量しかなかったため、まずブラゾン ロゼをティラージュした。徐々に技術者が慣れ生産が安定してグラン ブリュットにも使えるようになった。これで、3つのキュヴェの衣装が揃い、並べるととても美しい。

エレガンスを守るため

ところで、現在市場にあるペリエ ジュエ グラン ブリュットのベースワインは2016年だ。この年は、おおむね良好な気候条件で9月半ばから収穫した。「夏も暑さもそれほどではなく平均以上の年で、3品種ともとてもバランスがよかった。ベル エポックも造れたよいヴィンテージだった」。

しかし今年2019年は、異常気象の影響が伝わってきている。「4月末にはコート・デ・ブランで霜害があった。そして、酷暑が3回も。6月末から7月初めの暑さで、ブドウの表面が焦げて実が落ちてしまう現象も見られた。シャンパーニュ地方で40℃以上になったのは初めてのこと」という。

シャンパーニュの中でも、ペリエ ジュエはエレガンス、フレッシュ、そしてフローラルなのが特徴だ。このような暑い夏が続けば、この個性を保つのが困難になるのではないかと心配だ。どのような対策を講じているのだろう。

「今年は病害対策のため風通しをよくするため除葉を積極的に行ったが、今後は西側の葉は残し西日から房を守るようにしたい。ブドウは開花後100日で収穫するというのが定説だが、ここ15年は90日、今年は80日まで短くなった。8月末には糖度が随分上昇したが、まだ酸がとても高かったため、本格的な収穫は9月8日まで待った……」

(中略)

アンドレア・マンクーゾのグラス

型にとらわれない自由な発想で自然を称賛する。メゾン ペリエ ジュエに欠かせない考え方のひとつであり、アール・ヌーヴォーの精神でもある。家具と照明のデザイナーとして知られるアンドレア・マンクーゾ。彼は、メゾンを訪問し、エルヴェ・デシャンと共にいくつものキュヴェを試飲し、語り合い、根底に流れるその哲学をすぐさま感じ取ったようだ。

グラン ブリュットのためのグラスは、緑色の葉っぱを思わせる小さな翼がボールを支え、脚は少し湾曲している。「エレガンス、デリカシー、ハーモニー」を表していて「このグラスは、グラン ブリュットが注がれてはじめて完成する」とアンドレア・マンクーゾは付け加えた。(Y. Nagoshi)

 

中略部分はWANDS 本誌12月号をご覧ください。ウォンズ12月号の特集は「めまぐるしく変化し続ける多文化国家のワイン産業に注目 オーストラリラワイン」「活況! ジャパニーズクラフトスピリッツ」「ビール類市場の振り返りと展望 ビール復権へ向けて」です。WANDSのご購入・ご購読はこちらから(デジタル版もあります)。

 

 

輸入元 ペルノ・リカール・ジャパン

https://www.perrier-jouet.com

 

人物キャプション(DSC03988)

7代目最高醸造責任者のエルヴェ・デシャン。

ボトルの形状が変わると、地下セラーでのオペレーションも変化する。例えば、ルミアージュの際に早くオリが降りてくるが、その反面途中に残らないように注意しなければならないという。

 

関連記事

ページ上部へ戻る