ミッシェル・ロランら7名によるアルゼンチン、ウコ・ヴァレーの「クロス・デ・ロス・シエテ」

<4ワイナリー>

クロス・デ・シエテのロゴマーク

クロス・デ・シエテのロゴマーク

プロジェクト開始から16年が経過し、現在4家でこのブランドを継続している。

2002年にヴェルジェが「モンテ・ビエホ」を、2005年にキュヴリエが「キュヴリエ・ロス・アンデス」、2008年にボニーが「ディアマンデス」、2010年にロランが「ボデガ・ロラン」を設立した。それぞれ自前のワインを造るのと並行して、みなの畑から選抜された葡萄で造る「クロス・デ・ロス・シエテ」をロランの腕に託している、というわけだ。

葡萄はすべて手摘みされ、収穫量は34hl/haで、除梗の前にも後にも選果を行う。醸造所ではグラヴィティー・フローで、発酵前に低温浸漬も行う。熟成は70%がフレンチオークで残りは30%で11か月。そのうち新樽率は3分の1だ。

痩せた土壌を思わせる凝縮感と、気候の涼しさを感じさせるタイトな姿、丁寧な栽培と醸造を想像できるバランスのよさと木目。果実風味が表立ちリッチな、いわゆるロラン的な性格でないところが面白い。こういうワインを造りたい、というのが本音なのだろうか。

sieteglass2012年 香りは閉じて若々しい。樽の風味も表立たず果実と融合し、タイトなボディで木目も細やか。バランスよいきれいな造り。

2011年 雹により収穫量が50%になってしまったため、ロランの畑のカベルネ・フランを4%ブレンドした年。香りが開き、味わいに厚みも出てきている。細やかだが、豊かなタンニンが感じられる。

2010年 ローズマリーやスパイスなど、独特な香り。大きさがありソフトな口当たりだが、酸もタンニンもほどよいバランス。

2009年 香りは開き、黒い果実の香りがスパイシーさと融合。味わいにはしなやかさも感じられ、心地よい口当たり。(Y. Nagoshi)

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