最速1.5億本達成の「キリン氷結 無糖レモン」、リニューアルで1000万箱に照準

キリンビールは10月8日、RTD「キリン氷結 無糖レモン リニューアル発表会」を10月8日にオンラインで行った。

昨年10月に発売し、キリンのRTD最速で最高売上げ1.5億本(250㎖換算)に到達した大ヒット商品で、今年8月にリニューアルを行い、その勢いをさらに加速させている。
RTDカテゴリー自体が1~8月販売容量で前年比107%と勢いがあり、今後も成長が見込まれている。その伸長の背景として「コロナ禍における変化」=食事の時間を楽しみたい。健康意識が高まり心と身体を気遣いたい、「酒税法改正における変化」=カテゴリー間流入の9割がビール類から。だが代替ではなくRTD固有のおいしさを評価。甘さはいらないが果実の味わいは欲しい――というニーズが顕著なことから商品開発を行い、発売時から多くの支持を集めた。

 キリンビールマーケティング本部マーケティング部RTDカテゴリー戦略担当カテゴリーマネージャーの鈴木郁真氏は「20年間磨き上げてきた『氷結』らしい、みずみずしい果実の爽快なおいしさを、さらに多くのお客様にお届けする新たな挑戦として、素材を引き立てる無糖とすることで、澄みきった果実の爽快なおいしさを実現した。年初計画466万ケースを、約2倍の880万ケースに上方修正したが、それも達成見込みで、1000万ケースを目指してさらに育成を図る」と説明した。
中味リニューアルでは「スッキリ感はそのままに、よりレモン引き立つおいしさ」に仕上げているのがポイント。同マーケティング部商品開発研究所の小山裕之氏は「澄みきったレモン感はより強く感じられるようにしながらも、香りや味が残りすぎると食事の邪魔をしてしまう。また甘くないと薄いと感じられることがあるので、酸味、塩味、うまみをちょうどよくなるようバランスの良さに気をつけた」と説明。
鈴木マネージャーは「『無糖=味気なさそう』というイメージを、『無糖=おいしそう』に変えていく。最も支持されている『氷結 無糖レモン』らしいおいしさを、より強く伝達していきます」と話した。
 また料理研究家のコウケンテツ氏による「食べ合わせトークセッション」を行い、「オイルサーディンとねぎの梅あえ」、「タラのトマト蒸し煮」など「氷結 無糖レモン」と相性の良い簡単料理レシピを紹介し、拡大する家飲み需要に合う食中酒としての魅力をアピールした。

WANDSメルマガ登録

関連記事

ページ上部へ戻る