オルネッライアが造る白ワイン「ポッジョ・アッレ・ガッツェ・デル・オルネッライア」と9名のシェフとのコラボレーション

2008年に復活したオルネッライアの白ワイン「ポッジョ・アッレ・ガッツェ・デル・オルネッライア」。オルネッライアは昨年、この白ワインのために9名のシェフをアンバサダーに選び、“CONVERSATIONS BY THE SEA”と題した小さな本を出版した。「地中海との対話」には、シェフとの対話だけでなく、ポッジョ・アッレ・ガッツェ・デル・オルネッライアと絶妙に調和しエレガントな地中海スタイルを生むレシピが掲載されている。

イタリア各地の有名シェフやチューリッヒのリストランテ・オルネッライアのシェフが紹介され、ポッジョ・アッレ・ガッツェ・デル・オルネッライアのために考案されたレシピは見ているだけで食欲をそそる。とくに目をひいたのがカプリ島のレストラン ”Il Riccio” のふたりのシェフ、アンドレア・ミリアッチオさんとサルヴァトーレ・エレファンテさんのメニュー、「ホタテと、燻製リコッタ、アボカド、ヘーゼルナッツ、キャビアのミルフィーユ仕立て」。

ちょっと真似してみたくなったけれど、燻製リコッタも、ウニもキャビアもない。でも、ホタテとアボカドと燻製チーズ、水切りヨーグルトなどでなんとなくホタテを飾ってみた。たとえ頑張ってレシピ通りに作ってみたとしても絶対にシェフの味にはならないのだから、まあ雰囲気を楽しむだけでよしとしよう。

他にも、「ポルチーニとミモレットでマリネした海老のタルタル」、「手長海老とズッキーニの花のリゾット」、「イカ、ニンニクとセージのパベットパスタ」などなど素敵なレシピがたくさんある。

ちなみにポッジョ・アッレ・ガッツェ・デル・オルネッライアの最新ヴィンテージは2020年で、実にエネルギッシュ! ハーブや白い花、グレープフルーツや白桃などの果実の清々しい香りが立ち上り、それだけで食欲をそそる。そしてエレガントで生き生きとした酸や潮風を思わせる風味、ギュッと凝縮した味わいでハツラツとして実に若々しい。今飲んでももちろんおいしいけれど、何年か置いておいたらどう成長するのだろうかと思いをめぐらせる。 (Y. Nagoshi)

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