CO2削減のため、ギフトボックスを廃止したシャンパーニュ・テルモン 「デザイン&パッケージング」金賞を受賞

シャンパーニュ・テルモンは、「母なる自然の名のもとに」をすべての活動の指標としている。そして、CO2削減のために一切のギフトボックスを廃止した。これが評価され、英国「ドリンク・ビジネス誌」主催のグローバル・ワイン・マスターズ・アワード2023「デザイン&パッケージング」カテゴリーにて「レゼルヴ・ド・ラ・テール」が金賞を受賞した。

以下、レミーコアントロー ジャパンからの発表を添付する。

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今回のグローバル・ワイン・マスターズ・アワードでは、環境に対する考え方が刻々と変化する現代社会の在り方を鑑み、初めて、「デザイン&パッケージング」カテゴリーを新設。二酸化炭素排出量を大幅に削減することを目指す「母なる自然の名のもとに」プロジェクトのもと、業界の常識にとらわれることなく、ギフトボックス廃止をどこよりも早く表明した姿勢と、無駄をそぎ落としたボトルの美しさ、そしてエチケットにすべての情報が透明性を高く保持する形で表示されていることが評価 されました。さらに、ギフトボックス廃止の取り組みにより、既にボトル 1 本あたりの二酸化炭素排出量 8%削減を達成し ています。

テルモンCEO ルドヴィック・ドゥ・プレシ氏は語ります。

「この金賞は、メゾンが選択してきた、時として大胆な方法を評価し、『ノーパッケージは最高のパッケージとなり得る』という私たちの判断の正しさを改めて確認するものとなりました。また、「母なる自然の名のもとに」、この道を歩み続ける私たちの大きな励みとなります」。メゾン・テルモンは 2021 年 6 月にギフトボックスの廃止を決定しましたが、その後20 カ月以上の販売実績からは売上への悪影響が確認されていない上に、プラスの効果も生まれています。ギフトボックスはもちろん、「環境に配慮した」包装ももはや不要で、「最高のパッケージはノーパッケージ」と考える新しい世代のお客様が確かに存在するのです」。

“母なる自然の名のもとに(In the name of Mother Nature) をすべての活動の指標とし、1 世紀以上、4世代にわたって真摯に自然と向き合いシャンパーニュ造りを続けるメゾン・テルモンの 5 つのマニフェスト

テロワールと生物多様性の保全:

当メゾンが所有する葡萄畑の 100%オーガニック認証の達成のみならず、パートナー生産者の 56.5ha におよぶ畑のオーガニック認証取得も支援。自社トナ生産者の全葡萄畑 2031 100%オ認証ことを目指ていす。また、葡萄畑だけでなく近隣の自然地域も含めた所有地全体にわたって、生物多様性の保全を促進。そのため今後 3 年のあいだに畑の周辺に 2500 本の低木を植えて「インセクトホテル(虫のホテル)」を作ることにより、種の多様性を守るとともに、二酸化炭素を継続的に吸収するしくみを推し進めます。

② エコデザインの普及:

従来のシャンパーニュメゾンの慣行と決別し、2021 年から「すべてはボトルにあり、ボトル以外に何も必要なし」という方針 に基づいて、外装材やギフト包装材の製造と使用を禁止しました。これはシャンパーニュ地方で初めての取り組みです。また、現状メゾン製品の 15%を占めている透明ボトルの使用を 2021 年に廃止し、ガラスの 85%がリサイクルで製造され、使用後は 100%リサイクル可能なグリーンボトルに切り替えていきます。さらにテルモンは、他のワインやシー ドルに使ったボトルの再利用にも乗り出します。

③ 二酸化炭素排出量の削減:

“再生可能電力への完全移行とあらゆる活動における自然エネルギー使用を推進する”という目標を達成するために、環境適応エネルギーを採用し、メゾン敷地内に太陽光発電システムを設置。使電気自動車切り替えました。

④ 物流システムの見直し:

ロジスティック(流通)を全面的に見直し、間接的にかかわりのある事業者についても温室効果ガスの排出を制限します。ただちに供給から配送まですべての流通業者を、その会社の  CSR(企業の社会的責任)スコアに基づいて選定していきます。さらに、輸送航空機使用ない組みを強化し続けます。

⑤ 透明性:

トレーサビリティ(追跡可能であること)を約束。経営方針から製品の中身まで、すべての行動において情報提供の強化に努めます。トルシリ番号を表記することにより、生産工程のすべてが追跡できるようになります。生産に関する全情報と内容の詳細がフロントラベルに表示されています。

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