アルゼンチン大使館とヴィノスやまざきが共催「マルベック・ワールド・デー」

写真:アルゼンチン大使館のセサル・カンポイ公使(左)とヴィノスやまざき 種本祐子 取締役社長。

アルゼンチンワイン産業の屋台骨を担う黒ブドウ品種、マルベック。4月17日はその発展を祝うマルベック・ワールド・デーだ。この日を記念して、先月14日、駐日アルゼンチン大使館の大使公邸で、大使館とヴィノスやまざきが共催する記念レセプションが開かれた。今年は日本とアルゼンチンの外交関係樹立125周年でもあり、その記念旗も掲げられた。アルゼンチン大使館のセサル・カンポイ公使は「マルベックは間違いなく、アルゼンチンを象徴するブドウ品種」と力強く語った。

ビニャルバの3つのマルベックのワイン。

ヴィノスやまざきは今年で創業110周年を迎え、アルゼンチンワインは15年以上前から輸入している。「当時は無名だったアルゼンチンワインがここまで広く知られるようになったのは、品質と味で商品を選んでくださったお客様のおかげ」と同社の種本祐子 取締役社長。

イベントで供されたのは、同社が輸入する3つのワイナリーのワイン。そのうちメンドーサ州のウコ・ヴァレーに拠点を持つのは、ビニャルバとビスタルバだ。ビニャルバからは「ビニャルバ マルベック 2021」「同 レセルバ 2021」「同 グラン・レセルバ 2020」と、マルベックの異なるレンジを紹介。ビスタルバはアルゼンチンワインのパイオニア的存在であるカルロス・プレンタ氏が2003年に創立。アルゼンチン国内のコンクールで金賞を獲得したスパークリング「プロジェニー スリー」などを紹介した。

また南部パタゴニアも冷涼産地として注目されている。オトロニアは、チュブ州サルミエントに拠点を持つワイナリーだ。「オトロニア 45° ルヒエンテス ピノ・ノワール」は、エレガントで繊細な味わい。アルゼンチンワインの新たな一面を見せる。

アサードやエンパナーダなど、この国を代表する郷土料理も振る舞われ、会は盛況のうちに終了した。

(N. Miyata)

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