【特集】イタリアワイン トスカーナ最新情報

2月にトスカーナで開催されるアンテプリメ・ディ・トスカーナに3年ぶりに参加した。
この間に随分さまざまなことが変化しているのに気がついた。
試飲会、セミナー、生産者訪問などにより得た情報をお伝えする。

取材・文 名越康子

Chianti Classico
キアンティ・クラッシコ

30回目となるキアンティ・クラッシコ・セレクションは206社が参加し、2日間にわたり開催された。試飲に供されたワインの数は750銘柄。昨2022年の収穫について発表され、またUGA(追加地理的表示)について、ワイン産地の詳細な地図製作で知られるアレッサンドロ・マズナゲッティ氏が11のUGAを解説するセミナーも行われた。

2022年の収穫

昨年は順調な春の後、例年より高い気温が夏まで続いた。夏の間も降雨量が少なかったが、春先の雨で土壌が十分に水分を蓄えていたため生育には支障をきたさなかった。また、日中は暑いが夜には気温が下がりサンジョヴェーゼのフェノールの成熟も例年通りに促進された。結果的に健全なブドウが実り、収穫は例年より少し早めの9月10日頃から始まった。

(続きは本誌に掲載)

 

続きは、WANDS 5-6月号
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