ペルノ・リカール・ジャパン、バーのサステナビリティ推進企画「Bar World of Tomorrow」始動

ペルノ・リカール・ジャパンは、バーの世界を通じてより良い持続可能な社会を目指すプログラム「Bar World of Tomorrow(バーワールドオブトゥモロー)」の活動を本格始動した。7月から首都圏のバーを皮切りに、各店オリジナルのサステナブルカクテルを人事展開していく。

「Bar World of Tomorrow」は親会社の仏酒造大手「ペルノ・リカール」グループが、酒類を取り扱う企業の社会的責任活動の一環としてグローバルスケールで展開するプログラム。バーテンディングに対するサステナビリティの理解を深め、バー運営で活用できる実践的なヒントを共有し、バーから実現するサステナブルな社会を目指す。
日本では5月11日東京、6月27日京都でワークショップを開催し、合計64名のバーテンダーが参加した。

バーにおけるサステナビリティは、旬の食材の調達や余った氷の再利用、廃棄物の処理方法など、バーの中で実現できることだけでなく、バックバーにある酒のサステナブルストーリーを知ることで貢献できるサステナビリティもある。
ワークショップではRETHINK(見直す)、REDUCE(減らす)、REUSE(繰り返し使用する)、RECYCLE(再生利用)、RESPECT(敬意)の5Rを意識したレクチャーを行い、参加バーテンダーが理解を深める内容となっていた。

東京ワークショップで学んだ6人のバーテンダーはそれぞれオリジナルカクテルを開発。各店舗でサステナブルカクテルを順次提供していく。

 6月30日には都内で記者発表会を行い、シーバス・ブラザーズ社スコッチウイスキーアンバサダーのサイモン・ダーヴェニーザ氏が、ワークショップで紹介したサステナブルカクテル「Kyoto75」を披露した。
サステナブルを強く意識した「季の美 京都ドライジン」30㎖/京柚子5㎖/シャンパーニュシロップ5㎖をグラスに入れてビルドし、氷を入れ炭酸120㎖を加え、穂紫蘇を飾ったもの。京都蒸溜所で皮を使用した後に残った柚子の実や種を使った京柚子シロップ、シャンパーニュシロップは飲み残して泡が消えたものからつくるREUSE素材で、ガーニッシュは日本の食材で代用(RETHINK)。
またワークショップ参加者のなかから、ゲストバーテンダーとしてLATINX(神奈川県藤沢市)の斎藤麻美氏が出席し、オリジナルカクテル「Sustenable Apple Tree(サステナブル アップル ツリー)」を製作した。
「シーバスリーガル ミズナラ12年」45㎖、自家製スパイスアップルシュラブ20㎖、柚子ビターズ2dashesをシェーク。
自家製スパイスアップルシュラブは規格外の林檎を使用。皮・種ごとブレンダーにかけてほとんど捨てるところなく使用(REDUCE)。さらにシュラブをつくった後のリンゴは乾かして、チップスなど別の形にしてお客様に提供(RECYCLE)、など様々に工夫を凝らし、サステナビリティを強く意識したカクテルに仕上げた。

「Bar World of Tomorrow」webサイトは、https://www.pernod-ricard-japan.com/bwot/

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