5月16日から5月19日、ヒルトン東京で『ルーク・マンガン@メトロポリタングリル』開催

「オマール海老のトルテリーニ」を作るルーク・マンガン氏(右)とジャスティン・ヘイハースト駐日オーストラリア大使(左)。

5月16日(木)から5月19日(日)までの4日間、ヒルトン東京2階の「メトロポリタングリル」で、ポップアップイベント『ルーク・マンガン@メトロポリタングリル』が開かれる。オーストラリアから来日中のスターシェフ、ルーク・マンガン氏のシグニチャー料理を堪能できるイベントだ。ランチ4〜5品、ディナー5〜6品の特別メニューが用意され、スパークリング、白、赤のオーストラリアワインのペアリングも楽しめる。マンガン氏は、オーストラリアの美食をけん引し、ヒルトン・シドニー内で「グラスブラッセリー」を展開するほか、シドニー発のモダン・オーストラリア料理「Salt」のダイニング、タパスバーを世界各国で立ち上げている。2017年には東京・GINZASIXでも「ソルト バイ ルーク・マンガン(現:ワトルトーキョー)」を開店した。

ペアリングメニューで供されるオーストラリアワインの例。「ロブ・ドーラン・ブラック・ラベル・ブラン・ド・ブラン」は口当たりの爽やかなスパークリング。「ピエロ・ファイアー・ガリー・シャルドネ 2022」はリンゴのフレッシュな酸味に、樽の風味がそっと重なる。「ジム バリー ロッジ ヒル シラーズ 2020」はシラーズらしい心地よいスパイスに、赤い果実味がふくらむ。

 

オマール海老のやわらかい触感に、ココナッツミルクの甘味、特製スパイスを効かせたトルテリーニ。

先立って開かれたメディア向けの来日記念イベントでは、マンガン氏が、ジャスティン・ヘイハースト駐日オーストラリア大使とともに、今回のイベントで振る舞われるシグニチャー料理の一品「オマール海老のトルテリーニココナッツスープ カフィアライムとシドニースパイス」の調理を実演。「オーストラリアの料理は、世界の国々からさまざまな要素を借りてくる。それが一体となって、おいしさを届けている。それがオーストラリア料理の成功の秘訣。このトルテリー二の1品も、イタリアンやアジアの要素を含んでいる」と、マンガン氏。

デザートの「リコリス&ライム」は、リコリスの爽やかな香り、ライムの酸味、リンゴの甘味が一体となる。リコリス(甘草)はオーストラリアでは“健康に良いお菓子”と親しまれているという。マンガン氏がリコリスのデザートを初めて創作したのは30年前のことで、オーストラリア産のリコリスと爽やかなライムのハーモニーにこだわり、年々進化させている。デンマーク王室のメアリー王妃もこのデザートを愛し、その結婚式でも振舞われた。

トークセッションでは、ヒルトン東京の島井崇行ソムリエと対談し、ペアリングについての意見を交わした。マンガン氏はビクトリアやマーガレット・リバーなど優れたワインと農作物を産出する土地に触れ、「オーストラリアは恵まれている。情熱に満ちた農家が、新鮮でクリーンな作物をつくってくれる。その作物の魅力を私は料理で引き出したい」と、郷土への思いを語った。

トークセッションの様子。

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