ジャイアント・ステップス クローン選択で鮮やかに映すヤラ・ヴァレーの多様性

シャルドネ、ピノ・ノワール。それぞれ左から、畑のブレンドの「ヤラ・ヴァレー」(4,950円)、単一畑「アップルジャック・ヴィンヤード」(7,700円)、「セクストン・ヴィンヤード」(7,150円)。

「醸造はシンプルに」。これをモットーに、ヤラ・ヴァレーで 1998年に創業したジャイアント・ステップス。2021年からメラニー・チェスター氏が指揮をとる。ピノ・ノワールとシャルドネを、ヤラの5つの畑とタスマニアで栽培、畑ごとのキュヴェで多様性を引き出す。圧搾は優しく、発酵は自生酵母、新樽比率を抑えて果実味の表現に砕心する。

畑の個性を引き出す秘訣はクローンにある。例えばローワー・ヤラ側の畑「セクストン」は標高100m、1997年に植樹した畑だ。アッパー・ヤラ側より温暖なため、その微気候に適したクローンを使う。ピノ・ノワールはおもにMV6やClone 5 を使用、黒い果実の筋肉質な味に仕上げる。一方、アッパー・ヤラ側 の畑「アップルジャック」は標高300mの東向き、森に囲まれた斜面。この畑は 2012 年に購入し、ピノ・ノワールにディジョン・クローンの114 や、ニュージーランド経由で渡来したDRCのAbelを選んだ(つづく)

※後半は本誌「WANDS 11-12月号」をご覧ください

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