- 2024-11-28
- Wines, オーストラリア Australia, 今月のWANDS
ピーター・フレイザー氏。スペイン、フランス、アメリカで経験を積んで母国に戻り、ヤンガラ創業時より醸造長を務める。
取材・文 近藤さをり
「グルナッシュは偉大なるオージー・バトラーだ」と語るのは、ヤンガラのワインメーカー、ピーター・フレイザー氏。
バトラーはオーストラリアの俗語で、逆境に屈することなく前向きに生きる人物を称える表現。同国でこの品種は酒精強化ワインから大衆ワインまで、時代の流行により量産・減反の浮き沈みに耐えて来た。1946年植栽の80年近くに及ぶ樹齢の畑を17ha 所有するヤンガラは、特異な存在だ。無灌漑の株仕立てのグルナッシュ古木から、果実味とフィネスを併せ持つワインを造るフレイザー氏は、国内ではローヌ品種のリーダー格。複数のメディアでワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに推挙・受賞の履歴を持つ。
ヤンガラは、ジャクソン・ファミリー・ワインズが世界に通用するローヌ品種のワインを世に出すべく、2000年に始めたプロジェクト。最適なテロワールを求めたどり着いたのが、マクラーレン・ヴェールのマウント・ロフティ山麓にあるグルナッシュの畑だ。(つづく)。
※後半は本誌「WANDS 11-12月号」をご覧ください
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続きは、WANDS 11-12月号
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