[WANDS BUYER’S GUIDE]シャブリ

シャブリ・プルミエ・クリュをWANDS BUYER’S GUIDEでテイスティングしたのは4年前。今回は村名アペラシオンのシャブリを俎上にのせる。超メジャーな銘柄なだけにエントリー数も多く、スタイルも千差万別。しかし、数あるシャルドネの中でも、シャブリが明確な個性を持つ、主張の強いワインであることがよくわかった。

構成:柳 忠之

柳 忠之(以下、柳): 今回は村名シャブリがテーマです。さすがにメジャーなアペラシオンなのでエントリーも多く、制限を設ける必要に迫られました。さて、 テイスティングを終えた感想はいかがでしょうか? 

名越康子(以下、名):酸とミネラルが シャブリ最大の特徴ですが、それを素のまま見せるのか、それとも肉付き良くしてバランスを取るのか。そのあたりが造り手の考え方や技量によってわかれた印 象を受けました。

井黒 卓(以下、井):僕も名越さんがいうように、テロワールよりもむしろ生産者の個性が出たテイスティングになったと思います。発酵温度を低くして明らか に香りの華やかさを強調したワインもありましたし、それとは反対にオリとの接触でうま味を引き出した味わい美人も見られました。それで先ほどの名越さんの話でいうと、酸とミネラルばかりでやせ細ったワインよりも、果実で肉付けされ たワインのほうにより高い点数を入れています。(続きは本誌に掲載)

続きは、WANDS 3-4月号
【特集】2025年春夏戦略 ビール回帰の流れをつかむ
【特集】スペインワイン/荒廃と再生の歴史 プリオラートの石の波をわたる
【特集】日本ワイン 山梨の今
【テイスティング座談会】フランチャコルタの実力を探る
【BUYER’S GUIDE】シャブリ
をご覧ください。
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