明治記念館でDOカバのプレミアムディナー開催、レセルバ以上オーガニック義務化へ

7月12日の「国際CAVAデー」に合わせ、2025年7月9日、明治記念館にてDOカバ原産地呼統制委員会主催による「カバプレミアムディナー」が開催された。

 最大のトピックスは、2025年の生産分からレセルバ以上のスーペリオールクラスのカバが100%オーガニック認証を義務化されることだ。DOカバは包括的なオーガニック栽培カテゴリーを統制する初の原産地呼称となる。2024年のカバ生産量は2億1,813万本。うちオーガニック認証品は3,729万本で、今後も大幅な増加が見込まれる。輸出先では日本が第6位(前年比4.66%増)を維持し、アジア市場では首位の地位を保っている。

 2025年のCAVAアンバサダーの紫貴あき氏は、カバ業界の現在を「プレミアム化への決定的な転換点」と位置づけた。「グラン・クリュに相当するパラヘ・カリフィカードの認知拡大、シャンパーニュのRMに相当するエラボラドール・インテグラル制度の浸透、そして今回のオーガニック義務化により、今のカバはスパークリングワインのプレミアムスターになった」と評価した。
 当日の料理を監修したのは、日本におけるモダンスパニッシュの第一人者でピンチョスの伝道師として知られるジョゼップ・バラオナ・ビニェス氏。バラオナ氏はカバの汎用性を「炭酸と酸味のバランスが、和食からフレンチまで幅広い料理ジャンルとのペアリングを可能にしている」と説明。特に多皿構成のコース料理において「一本で通せる数少ないワインカテゴリー」として、レストラン業界での需要拡大を期待している。

 当日はビラルナウ、ジョアン・サルダ、ロジェール・グラール、コドルニウ、パゴ・デ・タルシスの5生産者のスーペリオールクラスの銘柄が提供された。和の前菜、お造り、舌平目のムース クレオパトラ風、フィレ肉のパイ包み焼と濃厚なジュグリオットチェリー添えと、和食とフレンチの本格的な料理が供された。
 特にコドルニウ「アルス・コレクタ・グラン・ロゼ・レセルバ 2021」と舌平目のムース料理の組み合わせは秀逸だった。魚介のうま味に、ロゼカバの果実味と適度な酸味が絶妙にマッチし、長い余韻が料理の味わいを引き立てた。レケナ産パゴ・デ・タルシス「ブルット・ナトゥーレ・グラン・レセルバ 2019」(シャルドネ100%)は、シャンパーニュに最も近い印象で、充足感のある骨太な構造が肉料理の濃厚さに負けない存在感を示した。

10月に「CAVA DISCOVERY WEEK」開催

 なお、10月後半には東京・赤坂、六本木エリアで「CAVA DISCOVERY WEEK」が開催される。今年で5回目となる同イベントは、ミシュラン星付きレストランや一流の店が数多く集まるエリアでの開催となり、各店舗でカバの特別メニューが提供される予定だ。カバ原産地呼統制委員会では、業界向けイベントに加え、一般消費者にもカバの魅力を広く伝える取り組みを強化している。

(N. Miyata)

WANDSメルマガ登録

関連記事

ページ上部へ戻る