イル・コッレ/和食と合わせた4種のプロセッコDOCG&DOC

 2026年3月、ヴェネト州のプロセッコ生産者イル・コッレが来日し、神田明神下「みやび」でプレゼンテーションディナーが開かれた。運営はSOLOITALIA、協賛・輸入元は大倉フーズ。

 イル・コッレはヴェネチアの北東約50km、トレヴィーゾ県コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ地区に位置する。ファミリーは1889年からワイン販売に携わり、1978年にサン・ピエトロ・ディ・フェレットに醸造所を設立した。現在はサラ・チェスキン氏らきょうだい3人が経営にあたる。設立当初から自社のワインはすべて自分たちの手で醸造するというポリシーを貫いている。SOLOITALIA代表の林茂氏によると、同社の特徴はベースワインを経ずにモストから直接シャルマ方式で発泡させる独自製法にあり、この手法で特許を取得している。一次発酵を密閉タンク内で行うことでブドウ由来のアロマが保たれ、フレッシュ感の際立つスタイルが生まれる。

当日は4種のプロセッコが和食コースとともに供された。

「コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スペリオーレDOCG ブリュット」(グレラ90%、ピノ・ビアンコ10%)
乾杯の一杯として供された。残糖8g/L。フィルタリングをせずオリを沈めるスタイルで、青リンゴ、ナシ、桃の香り。「日本市場ではプロセッコにまだ甘口の印象が強いが、残糖8g/Lはブリュットの範囲内。乾杯から前菜まで通せる」と林氏。

「コッレ・バイオ コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スペリオーレDOCG ブリュット BIO-Vegan」(グレラ85%、ビアンケッタ5%、ペレーラ4%、ヴェルディーゾ6%)
グレラ主体に在来品種3種をブレンド。前菜の盛り合わせに合わせて供された。林氏は「品種の個性で料理との接点が広がる」と、6種の前菜にまたがる構成との相性を評価した。

「リーヴェ・サン・ピエトロ・ディ・フェレット」に合わせたサワラの西京焼き。ワラビを添えて。

「リーヴェ・サン・ピエトロ・ディ・フェレット コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スペリオーレDOCG ブリュット」(グレラ100%)
コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネDOCGのなかでも急斜面の区画を指すリーヴェの格付けを持つ。林氏によれば、DOCG全体で年間約8,000万本を生産するうちリーヴェは4%にすぎない。繊細で塩味を帯びた味わいが特徴で、塩味と天ぷらの苦味と好相性。

「プロセッコ・ロゼDOC ミッレジマート2023 エクストラ・ドライ」(グレラ90%、ピノ・ネロ10%)
2020年に認可されたプロセッコ・ロゼのカテゴリー。林氏は「ピノ・ネロが入ることで、ディナーの後半に肉料理と合わせられるのが強み」と話した。

左から、SOLOITALIA代表の林茂氏、イル・コッレ社オーナーのサラ・チェスキン氏と、母で社長のジャンナ氏。

(N. Miyata)

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