- 2015-10-1
- Wines, イタリア Italy
「バルベーラ・ダスティ・スペリオーレ・ニッツァDOCG」が、2014年ヴィンテージから「ニッツァDOCG」に昇格されると決まった。お披露目会が現地で5月に行われた。単独DOCG獲得までの経緯や規定、現状について伝える。
<DOCG獲得までの経緯>
ピエモンテの中ではアスティが、そしてアスティの中ではニッツァが、最も優れたバルベーラを生み出す地域だということは、昔から暗黙の了解であった。しかし、この事実がごく一部の人たちの間だけの常識にとどまり、衆知されることがなかったため、1990年代半ばに、ニッツァに特別なくくりをもたせたいという活動が起こり始めた。
2000年 まずは、バルベーラ・ダスティのサブ・ゾーンとしてBarbera d’Asti DOC Superiore “NIZZA”を2000年ヴィンテージより名乗れるようになった。
2008年 次に、DOCGを獲得。
2014年 ついにNIZZA DOCG が認定された。加えて、Riserva と Vignaの表記も可能となった。
これらは、バルベーラ・ダスティがカバーする169の村(アスティ及びアレッサンドリア内)のうち、ニッツァ・モンフェッラートとその周辺に位置する18の村の範囲内でしか造ることができない。
(Y. Nagoshi)
つづく/これ以降の内容(項目は以下の通り)につきましては、「ウォンズ」本誌「9月号」P..30〜33をご覧下さい。WANDS本誌の購読はこちらから
<ニッツァDOCGの規定>
<ジャンニ・ベルトリーノ会長が語るニッツァの優位性>
<ジュリアーノ・ノエの話>
<特に印象に残った生産者>
最近のコメント