ファームストン30周年記念セミナー

↑ 左から三澤彩奈氏、アンドリュー・ワトソン氏、森覚氏 ↑

ファームストン30周年記念 マーガレットリヴァーのパイオニア ウッドランズ ワインセミナー

オーストラリアワイン専門の輸入元ファームストンの30周年を記念して、西オーストラリア州マーガレットリヴァーから「ウッドランズ」のオーナー、アンドリュー・ワトソン氏が来日し、コンラッド東京のヘッドソムリエ 森覚氏と2009年にウッドランズで研修した中央葡萄酒のワインメーカー 三澤彩奈氏がコメンテーターとして招かれた。

ウッドランズが創業した1973年には、まだマーガレットリヴァーに道も水道もなく、この地のパイオニア5社に入る。アンドリューは元弁護士で2005年から稼業に参画し栽培と生産管理を、兄スチュワートがワインメーカーを務めている。

「1973年に植樹したカベルネ・ソーヴィニヨンで1981年に初めてワインを造った。その後1988年まで続けたが、子供の教育を優先し、少し休止。そして2001年に子供達が再開した。しかしブドウは順調に成長し、今カベルネ・ソーヴィニヨンは、ラングトンズLangton’sのリストにも入っている。

「カレンやピエロなども集結し、勝手に『グランクリュ街道』と呼んでいる場所にあるワイナリーのひとつ。嘘のない、ピュアでクラシックなスタイルでトレンドに迎合しない。寡黙で職人肌のスチュワートがこれを守っている」と三澤氏。

ウッドランズ カベルネ・メルロ2015 Woodlands Cabernet Merlot 2015

若めのメルロもブレンドして手頃な価格に設定。粒選りしたブドウを使い、熟成は12か月。これから10〜15年瓶熟成可能。スパイシーで、リコリスの香りも。タイトながら酸がよく馴染んでいて、タンニンも含め全体にソフトに感じられる。「マーガレットリヴァーの特徴が出ている。アワビの冷やし中華をシンガポール醤油で。海産物で赤ワインを合わせる場合は、ヨード香がある海に近い産地のワインがとてもよく合う」と森氏。

 

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