モルトウイスキー 貯蔵年数表示のエイジもので品薄続く

国内外におけるウイスキーの需要拡大を受けて、シングルモルトやブレンデッド(ヴァッテド)モルトで貯蔵年数を表示したエイジものは品薄状態が続いている。国産ではIWSCなど国際的なコンテストでの受賞結果が伝えられることで、ジャパニーズウイスキーに対する評価はうなぎのぼり。これに“マッサン”のテレビ放映で、そのクラフトマンシップが注目されたことで、一気に火が付いたといえる。実際に『山崎』『白州』『竹鶴』などの国産有力銘柄では、入手困難な状況が続いている。こうした状況に対応するため、国産メーカーも中長期にわたって供給責任を果たすために、原酒製造の強化や出荷調整を行っている。さらに、貯蔵年数を表示しない、ノンエイジ製品を相次いで発売したことで、モルトウイスキーに対する消費者の接点はむしろ広がっている。いまではモルトウイスキーのメインストリームに位置付けられている。

輸入でも『ザ・グレンリベット』や『ザ・マッカラン』などの有力銘柄でノンエイジ製品が相次いで導入され、今後はノンエイジで広がった顧客接点からさらなるランクアップや、ワイン愛好家からウイスキーへのシフトも期待されている。商品選択の際に有効な物差しとなるのが、やはり「12年」「17年」「18年」「21年」など貯蔵年表示ということになる。熟成という長い魔法の眠りを経て送り出されたウイスキーの奥深さ、深遠さ。ステイタスシンボルとしてのウイスキーに対する憧れや魅力はまさにそこに集約されているといえるだろう。

(中略)

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