サントリーワインサワー350㎖缶 2月16日発売以来好調で販売計画上方修正

サントリーワインインターナショナルは、「サントリーワインサワー350㎖缶」の2021年販売計画を当初の25万ケースから35万ケースに上方修正すると発表した(1ケース=350㎖・24本)。発売後1か月半の販売数量が17万ケースと、年間販売計画の約7割に達したためだ。

 

執行役員 輸入・カジュアルワイン事業部長の木村靖彦氏(左)と同部 課長の椎木絵理氏(右)

同社の執行役員 輸入・カジュアルワイン事業部長の木村靖彦氏、輸入・カジュアルワイン事業部 課長の椎木絵理氏が、3月30日にオンライン会見で以下のように説明した。

 

昨年、「コロナ禍」においてワインの家庭用市場が拡大した。若年層・40〜50台において間口が拡大に転じ、とくに若年層で増えている。

そこで、ワインを身近に感じて手にとってもらうため、もっと気軽に楽しんでもらうためにワインサワーを提案した。厳選したワインを炭酸水で割り、レモンをひと搾り加えた新しいスタイルのワインだ。

多くの人がワインに感じているハードルを下げるため、3つを鍵とした。「缶」、「炭酸」、「きちんとワインの味わいがすること」。

2月16日から3月21日の購入実態のデータを見ると、ワインに比べより多くの若年層を獲得している(ワインは40代以下が25%、RTDは49%なのに対し、ワインサワーは65%を占める)。また、基準期間にサントリーワインサワー缶を買った人が、直前期間に買った酒類を見ると、RTDだけでなく、ビール類、ワイン、ハイボール缶など様々な酒類を購入しているとわかった。「レモンひと搾り」も高評価で、「ご褒美気分」といったワインならではの役割も担っている。

 

好調の理由は、以下の3つのポイント。

好調要因1:RTDカテゴリーにおいて、「ワイン」という高級感、ワインとしての価値を感じる人が多かった。ワインという言葉の力が想定以上に効いた。

好調要因2:ワインでありながら「サワー・缶」という、高級感とカジュアルさの掛け算が新鮮に映り、一気にカジュアルで身近な存在になった。

好調要因3:「レモンひと搾り」が、RTDを飲む人の嗜好にマッチした。ワインは渋くて重たい、と敬遠していた人々が、自分好みの味わいになったと感じた。

 

今後も、ハイボールから続くサントリーの「ソーダ割り文化」をワインでもチャレンジしていく。ワイン本来が持つ価値を、大ハレの日のワインではなく、日常的にいつでも飲めるワインとしてワインサワーの新しい価値を創造する。2021年販売計画を、25万ケースから35万ケースへ情報修正し、5-〜6月はサマーワイン活動を、7〜8月はワインサワー総合活動を行なっていく。

WANDSメルマガ登録

関連記事

ページ上部へ戻る