スペインのクネC.V.N.E.が「賛否両論」とコラボレーション 〜2016年3月10日発売開始〜

1879年にスペインのリオハで創業した老舗ワイナリーのクネが、わかりやすい解説で主婦層から絶大な人気を誇る日本料理「賛否両論」の店主・笠原将弘とのコラボレーション品を3月10日から発売開始する。ビウラ100%の爽やかな白と、テンプラニーリョにグラシアーノをブレンドしたエレガントな赤だ。

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クネC.V.N.E.のCEOを2003年から務めるビクトール・ウルティアは「笠原さんと私の共通点は、伝統を重んじつつ新しい世界へと向かっていることだ」と、語った。

一方、このプロジェクトのために昨年現地に赴いた笠原は「初のヨーロッパ訪問だった。日本のワイナリーには行ったことがあったが、リオハの4か所のワイナリーはいずれもスケールが大きく驚いた。近代的な部分もあり、古めかしい場所もあり、たくさんの職人が働いている様子を見ることができた」と、感想を述べた。

 

日本料理の繊細さとスペインワインをうまく合わせたい、という試みで、2014年3月から交渉が始まったようだ。同年7月から本格的になり、2015年2月から正式にプロジェクトが始動した。そして10月にリオハの現地で、ブレンドなどの詳細が詰められたという。

 

「白は、現地で20種類ほど試飲して、その中からイメージを伝えて最終ブレンドをしてもらった。赤は、あらかじめいくつもクネのワインを試飲してイメージを伝えておき、現地で醸造長が特別にブレンドした4種類の中から選んだ。サザエさんの家の食卓に乗っていてほしいワイン、というイメージ」という笠原の言葉が印象的だった。

また、CEOビクトールは「日本の若者へ向けて」のメッセージとしてのコラボレーションだと付け加えた。

(Y. Nagoshi)

和食に合うクネ、C.V.N.E.

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