革新性溢れる醸造プロセスとデザインによる唯一無二の「ドン・ルイナール2010」、10月5日に発売開始。

「ドン・ルイナール」は、ルイナールが初めて造ったブラン・ド・ブランのキュヴェで、ファースト・ヴィンテージの1959年を1966年にリリースした。

今回発売する「ドン・ルイナール  2010」は、革新的な醸造プロセスとデザインが特徴の、唯一無二の2010年ヴィンテージだという。

革新性の1つ目は、オリとともに瓶内で熟成させる際にコルク栓の使用を復活させたこと。さらにその熟成期間をさらに長く、9年から最長11年にしたこと。王冠に代えてコルク栓を使用しじっくり熟成させたことで、さらに複雑で多層性がありより緊張感のある繊細なワインが誕生した。

革新性の2つ目は、手作業によるデゴルジュマン(オリ引き)。コルク栓再登場に伴い、ワインの品質を確かめながら1本ずつ作業すると言う。

革新性の3つ目は、ルイナールのシャンパーニュを熟成するためのセラー「クレイエル」をオマージュしたデザイン。一新したデザインは、まるで「ドン・ルイナール 2010」が手元に届くまでのストーリーを辿るように、ギフティングの新たな概念を提唱している。ボトル中央には、メゾンで手作りされたドン・ルイナールのロゴが箔押しされ、シンプルでありながらエレガントな印象に。100%紙で出来たパッケージはチョークストーン(石灰岩)を模して造形され、ボトルとの密着性に優れている。このようにして、革新性溢れるプロセスで完成された「ドン・ルイナール 2010」は、希少価値をさらに高め、世界最古のシャンパーニュメゾンとしてのクラフトマンシップを体現している。

 

最高醸造責任者のフレデリック・パナイオティス氏は、「冷涼な産地のブドウの成熟とワイン学上の大きな出発点とが組み合わされた完全に唯一無二のヴィンテージ」と表現。低温や集中豪雨など気候に翻弄されながらも奇跡的に完成したシャンパーニュだと言える。

2010年の生育期の始まりは気温が10年間の平均を大きく下回る、さわやかな春だった。この低温はブドウの開花時期まで続き、生育は5日ほど遅れた。夏は、暑すぎず寒すぎずの順調なすべり出しだったが、ブドウの成熟が始まる8月中旬に状況は一変。突如、2か月分の降水量に相当する集中豪雨がシャンパーニュ地方を襲った。高温多湿の極端な気象条件 により、ピノ・ノワールとムニエに病害が広がるなか、シャルドネは幸いにも被害を受けなかった。2010年9月15日から収穫終了までの期間は気候も穏やかで、シャルドネの最適な品質が維持された。潜在アルコール度数が高く総酸度もしっかりとした2010年のシャルドネは、  ブレンドする際にルイナールのサヴォア フェールを存分に発揮できる素晴らしいバランスとなった。

 

商品名 :ドン・ルイナール 2010

容量     :750ml

価格     :ドン・ルイナール 2010              35,500円(税別)ドン・ルイナール 2010 ギフトパッケージ 38,800円(税別)

輸入発売元:MHD モエ ヘネシー ディアジオ

 

  • ブレンド

グラン・クリュのシャルドネ100%(90%コート・デ・ブラン:ル・メニル・シュール・オジェ、アヴィーズ、シュイィ、クラマン、10%モンタンーニュ・ド・ランス北側斜面:シルリィ)

 

醸造方法

・手摘み

・温度管理されたステンレスタンクで一次発酵

・100%マロラクティック

・ティラージュ(コルク栓)

・手作業でのスタッキング

・9年以上の澱の上での熟成

・手作業でのデゴルジュマン(澱引き)

・ドサージュ:4g/L

〈テイスティングノート〉

色 :淡いグリーンがかった強烈なゴールデンイエロー。泡立ちは繊細で、余韻を残します。

香り :パウダリーで、フローラル(アイリス)な、湿った石のようなミネラル感が香り、シプレ系の香水の世界を想起させます。その後、ナツメグ、ローストしたヘーゼルナッツやアーモンド、コーヒーなど、遠い記憶の包み込むような安心感のある香りに支配されます。熟した柑橘系果実のピリッとした香りが、このヴィンテージのアロマに力強さを与えています。

味わい: リッチな味わいの「ドン・ルイナール  2010」には、活力と凝縮感がみなぎり、アロマの力強さが際立っています。新鮮なイチジクの葉の香りに、紅茶と挽いたばかりのスパイス(シルティムールペッパー 、マハレブ)の香りが混ざり合います。味わいは幾重にも重なり、複雑な口当たりとなり、エレガントな渋味によって引き立てられるフレッシュなフィニッシュへと続いていきます。「ドン・ルイナール  2010」は、シャルドネのグランドワインのような誘惑的な雰囲気を醸し出しています。

〈フードペアリング〉

・ペリゴール産黒豚のフィレ、ナツメグ・メース、エルサレム・アーティチョーク、トーストした栗を削ったロバージュオイルのフィレ

・ブルターニュ産ブルーオマール海老の燻製、木の芽とモミの棘、大根の花びら、ワカメとレモンゼストのクリーミーソースを添えて

・異なる食感(焼く、揚げる、つぶす)のネギにポテトとトリュフのサバイヨンを添えて

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